iPhone 5の修理サポートが終了。アップル「ビンテージ製品とオブソリート製品」リスト入り

10月30日(米現地時間)、アップルがiPhone 5の修理サポートを終了したことが明らかとなりました。iPhone 5はアップル公式サイトの「ビンテージ製品とオブソリート製品」リストに入り、アップルやアップル公式サービスプロバイダからは、修理サービスや部品の入手ができなくなります。

アップルの「ビンテージ製品」とは製造終了から5年以上7年未満、同じく「オブソリート製品」は製造終了から7年以上が経過した製品のこと。いずれも、実質的に修理サポート終了の扱いとなります。

つまり日本を含むほとんどの世界各国においては、製品の製造中止から5年が経過した時点で修理サポートが打ち切られることになります。

なぜ「ビンテージ製品」と「オブソリート製品」を区別しているかといえば、前者については「トルコで購入されたMac製品」と「米国カリフォルニア州で法令によって購入された製品」は例外的にハードウェアサービスが受けられるからです。

今回、iPhone 5の「ビンテージ製品とオブソリート製品」登録が確認されたのは、米国のアップルサイトです(原稿執筆時、日本のサイトではまだ未反映でした)。ただしiPhone 5は「米国での iPhone のビンテージ製品と、その他の国での iPhone のオブソリート製品」とされているため、全世界での修理サポートが終了となる扱いです。

iPhone 5は2012年に発売され、それ以前の3.5インチから4インチへと画面が"大型化"したモデルです。発売当時はiOS 6.0を搭載し、2017年のiOS 11で対象外とされるまで、足掛け5年はアップデートされたことになります。

こう考えると今回の修理サポート終了告知は、むしろiPhoneシリーズの息の長さを裏付けているのかもしれません。