カメラ機能はiPhone越え?いよいよ日本初上陸!Googleのスマホ「Pixel3」の実力は

いよいよ来月1日、iPhoneの牙城を崩すべくGoogleのスマートフォン「Pixel3」が日本初上陸する。そこでAbemaTV『AbemaPrime』ではPixel3が実機をいち早く入手、ITジャーナリストの三上洋氏に、先月21日に発売されたばかりのiPhoneXSと比較してもらった。

まず見た目について三上氏は「iPhoneXSはガラスのピカピカした感じで、ツルツルした感じがする。Pixel3はしっくりくる感じの黒ボディでとても持ちやすいし、曲面なのでiPhoneよりも持ちやすい」と話す。

そして中身。Pixel3は、カメラ機能とAIに特化したGoogleならではの技術が特徴だ。「iPhoneXSには2つのカメラがついているが、Pixel3は1つだけ。今どきのアンドロイドスマホなら少なくとも2つ、場合によっては3つ、4つ搭載しているものもある。それでもGoogleはあえて1つにした」。

その理由がAIだ。 Pixel3のカメラアプリには、非常に暗い場所でも機械学習によって明るく撮影できる「ナイトサイト」という機能がついており、「夜間に同じ場所で撮影してみると、iPhoneの全体を明るくしているので、ぼんやりする。一方、Pixel3の方はコントラストがくっきりしていて鮮やかに色が出た。通常モードでこれだけ綺麗なので、今後夜景モードが実装されたらさらにおもしろくなるだろう」。

さらにGoogleならではの機能が、文字認識だ。ホワイトボードに書かれた「AbemaPrime」という文字にカメラを向けると、即座に認識して検索結果からAbemaTVへの番組であることが瞬時に表示された。

他にも三上氏は「おもしろ機能では、iOSにはアニ文字やミー文字というのがある。キャラクターを自分の喋りと同じような表情にしてくれる。一方、Pixel3にはPlaygroundという機能がついていて、自分の写真にキャラクターが出現し、こちらのアクションを全部キャラクターが真似てくれる」と話す。ARやAIの技術を使い、人物とその背景の空間を認識し、自分の後ろにキャラクターを配置したり、自分の動きや表情によって反応したりすることが可能になったという。

また、決済機能も充実している。iPhoneXSではSuica、QUICPay、iDのみだが、Pixel3ではSuica、WAON、楽天Edy、nanaco、QUICPayが利用可能だ。三上氏は「これまでPixelシリーズは日本で出ていなかったので、FeliCaという電子マネーに対応してかなり力を入れている。Googleはスマートフォンのメーカーとしては後発なので、機能的に追いついてない部分もあるが、完成度はすごく高く、そこをAIでカバーしている」と話していた。