Microsoftが10月2日にイベント開催、Surface新モデルを発表か

米Microsoftは、現地時間2018年10月2日に、米ニューヨークでイベントを開催する。「Surface」シリーズの新モデルの登場が予想される。

イベントの表向きの目的は、「地球上のすべての人がより多くのことを達成できるよう力になるために、Microsoftがどのように考え続けているのか」について、報道関係者に最新情報を伝えることだそうだ。だが、このイベントでは、Surfaceシリーズの新モデルが発表になるものと見られる。それも、おそらく複数のデバイスだ。ただし、「Surface Phone」はなさそうだ。また、Microsoftが提供するサービスについても、新たな話が出るかもしれない。特に、Windows 10の次期アップデート「Windows 10 October 2018 Update」について言及があるのはまず間違いない。

 米Apple、米Dell、米HPといったライバル各社は、ノートパソコンの代表的機種のラインナップを年1回のペースで刷新することが多いが、Microsoftはもう少し間隔が空く場合もある。「Surface Pro」の現行モデルの登場は2017年6月、「Surface Book 2」の登場は同年秋だった。今回のイベントでは、Surface Proや、ひょっとするとSurface Bookの刷新がありそうだ。

もう少しニッチな「Surface Studio」のような製品の刷新があるかどうかは定かではない。Surface Studioは、オールインワンのデスクトップマシンながら、ノートパソコン用のCPUやGPUを搭載し、目を見張る巨大なディスプレイを備えている。こちらも登場から1年以上が経過している。また、「Surface Laptop」の新型モデル登場を予想する向きもあるはずだ。バッテリー駆動時間が長いノートパソコンで、この製品が狙いとしていた学生向け市場には最適だ。しかし、米国では8月終わりから9月初めにかけて既に新学期に入った学校が多いだけに、Microsoftがそのタイミングを逸したのは明らかだ。

 いずれにせよ、今回のイベントでは、Windows 10 October 2018 Updateの話が出るのはまず間違いない。名前のとおり、2018年10月のリリースを予定する大型アップデートだ。今回、正式なリリース日が明らかになることが考えられる。このアップデートは、ここ数年のアップデートほど重大なものではないが、いくつかの重要な新機能が予定されている。例えば、複数のデバイス間でのカット&ペースト(通称クラウドクリップボード)、アップデートの適用方法の改善、「Your Phone」アプリなどだ。