ChromebookがWindows 10とデュアルブートに?極秘プロジェクト「Campfire」が近日中に発表のうわさ

GoogleがChromebookにつき、アップルのBootCampのようにWindows 10をデュアルブート可能とする「Campfire」なる極秘プロジェクトを進めている噂が報じられています。
同社の旗艦端末であるPixelbookに関しては、Microsoftと協力してWindows 10を動かそうとしているとの観測がありました。開発コミュニテイサイトXDA-Developersがその背景を追跡した結果、アップルのBootCampを思わせる「Windows 10とのデュアルブート」がPixelbook以外でも実現可能性があるとの証拠が発見されたと伝えられています。

XDAによると、今年のはじめにChromium Gitにて謎のプロジェクトが出現。そこでChrome OSの開発者がPixelbook用の「eva-campfire」なるファームウェアブランチを作成し、このブランチで新たな「AltOSモード」(Linuxなど別のOSを動作させるモード)を開発していたとのこと。
そのAltOSモードがWindows 10も参照していることが確認され、単なる内部プロジェクトではなく公式発表を意図していると判明した......という経緯は、以前もお伝えしたとおりです。
CampfireとAltOSモードは現時点では明らかに不完全ではあるものの、開発者が変更の反映を急いでおり、タイトなスケジュールが伺えるとか。間もなく開催が噂されているGoogleのハードウェアイベントにて、機能が万全ではなくても発表される可能性があるとされています。
これらは全てのChromebook向けとはいかないものの、Pixelbookには限られないと推測されるとのこと。ただし、インストールに必要なストレージ容量は最低40GB(Windows 10用が30GB+Chrome OS用に10GB)とされるため、16GBから32GBのエントリーモデルは除外されると考えられます。
そもそも「Chrome OSとWindows 10のデュアルブート」の話題は、一般的なノートPCとスペックも値段も遜色ないPixelbookに「もう1つの強みがあれば」という方向で期待を集めていたもの。その他のChromebookでも利用できるとすれば、実用性はさておき「最小環境でインストールしてみたい」というチャレンジ精神をくすぐるかもしれません。