iPhone 6s/7/SE(第1世代)向けの「iOS15.7.5」がリリース、どこが修正された?

iPhoneの XS/ XS Max/ XR 以降のモデルは「eSIM(イーシム)」に対応しています。eSIMが利用できれば、物理SIMカードと合わせて2つの異なる回線(SIM)を利用できる「デュアルSIM」運用も可能となり、大規模通信障害や大災害時にどちらか片方の回線が使えるのが安心ですよね。そこで今回は、iPhoneで利用するのにピッタリな格安SIMの「eSIM」対応プランを7つ紹介しましょう。

今やトラブルに備えて「eSIM」でデュアルSIM運用するのは当たり前?

最近、大手キャリアでは大規模通信障害があったり、大震災も増えており、これらに備えて「デュアルSIM」運用をする人が増えています。

デュアルSIMとは、ひとつのスマホに2つのSIMをセットして、異なるキャリア回線を利用できるようにすることです。

Androidスマホのなかには物理SIMカードを2枚挿せるスロットを備える機種もあります。デュアルSIM運用すれば、ひとつのスマホで2つの異なるキャリアの回線を利用することが可能です

たとえば、ドコモとau、ソフトバンクと楽天モバイルといった組み合わせでデュアルSIM運用すれば、万一どちらかが通じなくなっても家族や友だちと連絡が取れるかもしれません。

デュアルSIM運用について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

OTONA LIFE | オトナライフ

注目を集めるスマホの「デュアルSIM」って何? ケータイの大規模通信障害でも平気?https://otona-life.com/2022/07/05/126446/2022年7月2日から63時間後にようやく復旧したKDDI(au)の大規模通信障害。日本全国で電話が最大3,915万回線がつながりにくくなって大混乱となった。そこでにわかに注目されているのが、スマホの「デュアルSIM」である。果たして「デュアルSIM」とは、いったい何なの...

実は、デュアルSIM運用する場合、必ずしもSIMカードスロットが2つ必要になるわけではありません。最近は物理SIMカードではなくスマホ本体のチップが電子的なSIMカードとして使える「eSIM(イーシム)」も存在するからです。

「eSIM」はスマホ本体に内蔵された書き換え可能なチップを利用します。このチップにキャリアとの契約情報を書き込めば、物理SIMとまったく同じように電話やネット接続が可能です

たとえば、iPhoneは2018年9月以降に発売された XS/ XS Max/ XR 以降のモデル(iOS 12.1以上)ならeSIMに対応していますので、物理SIMカードと合わせてデュアルSIM運用することが可能です。

eSIMは、ネットから簡単に申し込めますので、その場ですぐに利用できるのが便利です。最近は大手キャリアだけでなく、格安SIMでもeSIMが申し込めますので、今回はiPhoneに適したプランを7つ紹介しましょう。

eSIM対応でデュアルSIM運用が可能なiPhoneは、2018年9月以降に発売された XS/ XS Max/ XR 以降のモデル(iOS 12.1以上)です

もっともオススメなのは基本料0円で使える「povo2.0」

iPhoneで使える「eSIM」の最有力候補は、KDDI(au回線)の格安プラン「povo2.0(ポヴォ)」です。

何と言ってもpovo2.0は月額基本料が0円で電話番号が付与され、au回線が契約できるのです。もちろん、0円の場合はネット速度が128Kbpsなので実用的ではありません。

●povo2.0(公式)は→こちら

しかし、高速ネット回線のトッピングを購入することで、イザというときはネットに接続することも可能となっています。

たとえば、「データ使い放題(24時間)」は330円、「データ追加1GB(7日間)」は390円、データ追加3GB(30日間)は990円ですので、必要なときだけトッピングを購入すればいいのです。

高速データ通信量はさまざまなトッピングから自由に選べるようになっています。イザというときだけ安いトッピングを追加することも可能ですよ(画像はpovo2.0公式サイトより転載)

ただし、povo2.0は180日間一度も電話やSMSを利用しなかったりトッピングを購入しないと利用停止されますのでご注意ください。

もちろん、利用停止されても突然契約解除されるわけではありません。詳しくはこちらの記事で確認してください。

povo2.0が利用停止になった!どうすれば再開できる?− 手順を詳細に解説https://otona-life.com/2023/03/24/164280/基本料金0円で利用できるお得な「povo2.0」。とりあえず無料で利用できるので、デュアルSIM用として契約した人も多いでしょうが、180日以上電話の利用やトッピングの購入がないと利用停止されてしまいます。実は筆者のところにもついに「長期トッピング未購入による...

「IIJmio」はデータプラン ゼロが月額165円で利用可能!

次におすすめしたいのが格安SIMの最大手「IIJmio(アイアイジェイミオ)」です。こちらは「音声プラン」と「データ専用プラン」の両方でeSIMを提供しています。

●IIJmio(公式)は→こちら

まず、「音声eSIM」は通常の物理SIMプラン「ギガプラン」と同一料金。2ギガで月額850円から利用できます。

さらに23年4月からは増量され、5ギガで990円、10ギガでも1,500円と非常にリーズナブルに利用できますので、メイン回線として利用するのもアリでしょう。

ただし、音声eSIMはau回線のみとなっていますので、メイン回線がドコモやソフトバンク、楽天モバイルの人向けになります。

格安SIM大手のIIJmioはau回線のみで「音声eSIM」を提供しています。価格は2ギガプランで月額850円から利用可能となっています(画像はIIJmio公式サイトより転載)

次に、音声通話ができない「データeSIM」は、2ギガプランで月額440円から利用可能です。データ専用なので電話はかけられませんが、イザというときにネットに接続できればメールやSNSで連絡を取ることができます。

こちらも23年4月からは増量され、5ギガで660円、10ギガでも1,100円と、音声eSIMよりも安く設定されているのが特徴です。

ただし、データeSIMはドコモ回線のみとなっていますので、auやソフトバンク、楽天モバイルをメインとして使っている人向けになります。

IIJmioのデータ専用eSIMはドコモ回線のみです。月額料金は音声eSIMより安く設定されているので、メイン回線がauやソフトバンク、楽天モバイルの人にオススメです(画像はIIJmio公式サイトより転載)

また、IIJmioのデータ専用eSIMには「データプランゼロ」というプランも用意されています。こちらは月額165円で回線が維持でき、高速データ通信は1GBあたり330円で利用できるので、サブ回線として使うには最適でしょう。2023年1月23日、AppleはiPhone 6sなどの古いiPhone向けに「iOS 15.7.3」を公開しました。これはiOS 16にアップデートできない機種のセキュリティ機能を強化したもので、古いiPhoneでも安全に利用できるようになります。その後、Appleは2023年4月10日には「iOS 15.7.5」をリリースしましたが、こちらはどのような内容なのでしょうか? そこで今回は、筆者所有のiPhone 6sを実際にiOS15.7.5にアップデートしてみましたので、その詳細を確認してみましょう。

iPhone 6s/7/SE(第1世代)を安全に使える「iOS 15.7.5」が登場!

新しいiPhoneは最新OS「iOS 16」ですが、iPhone 7以前の古い機種はiOS 16にはアップデートできません。

そこでAppleでは、2023年1月23日に古いiPhone向けにセキュリティ機能を向上させた「iOS 15.7.3」をリリースしました。対象になる機種はiPhone 6s/7/SE(第1世代)となっています。

これによって、iOS 16にアップデートできない古いiPhoneも、引き続き安全に利用できることになりました。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

古いiPhone捨てるの待った! 最新「iOS 15.7.3」にアップデートすれば今後も安全に...https://otona-life.com/2023/02/01/155984/2023年1月23日、Appleは古いiPhoneやiPad向けに「iOS 12.5.7」と「iOS 15.7.3」をリリースしました。これはセキュリティ機能を強化したバージョンなので、iOS 16にアップデートできない古い機種でも、これまでどおり安全に利用できることになります。そこで今回は、...

その後Appleは、2023年4月10日に「iOS 15.7.5」をリリースしました。このアップデートはやはりiPhone 6s/7/SE(第1世代)が対象となっており、セキュリティを強化したバージョンとなっています。

【iOS 15.7.5の対象となるiPhone】

・iPhone 6s (全モデル)
・iPhone 7 (全モデル)
・iPhone SE (第1世代)

iOS15.7.5に新機能はありませんが、セキュリティの脆弱性を解決するためのアップデートとなっています。古いiPhoneを使っている人はチェックしてください

iOS 15.7.5のアップデート内容は、まず「IOSurfaceAccelerator」に関するもので、アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性があることに対処しました。

次に「WebKit」に関するものでは、悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性があることに対処しています。

Appleでは、これらの脆弱性が悪用された可能性があるという報告を受けているそうです。

実は、このセキュリティアップデート内容は2023年4月8日にリリースされた、最新の「iOS 16.4.1」とほぼ同じものです。よほど危険な状況があったと推測されますね。

こちらがiOS 15.7.5のアップデート内容。実は、このセキュリティアップデート内容は最新の「iOS 16.4.1」と、ほぼ同じものとなっていますので、今すぐアップデートしたほうがいいでしょう(画像はApple公式サイトより転載)

まとめ

いかがでしょうか? iPhone 6sと言えば2015年9月に発売されすでに7年以上経過している古い機種です。にもかかわらずセキュリティアップデートがリリースされるのですから、なかなかAppleはユーザー思いのメーカーですよね。

もし、今でもiPhone 6sや7、SE(第1世代)といった機種を利用している人は、今すぐiOS 15.7.5のアップデートを適用しておいたほうがいいでしょう。これでまたしばらくは安全に使えますね!

iPhoneの「iOS 16.4.1」がリリース、どこが修正された?https://otona-life.com/2023/04/09/166956/2022年9月に登場したiPhoneの最新OS「iOS 16」。その後バグ修正や新機能を追加したアップデートが相次いで公開されています。2023年3月27日には「iOS16.4」がリリースされたばかりですが、それから2週間後の4月8日には、早くも最新版「iOS 16.4.1」がリリースされま...