MWC Barcelona 2023 1インチカメラ「Xiaomi 13 Pro」など、発表直後の「Xiaomi 13」シリーズ実機を見てきた

MWC Barcelonaの開幕に先立ち、Xiaomiは2月26日(現地時間)にスペイン・バルセロナで報道陣向けのイベントを実施。中国向けに先行発売していた「Xiaomi 13」シリーズのグローバル版を発表した。欧州、アジアなどに投入される見込みだが、日本での展開は未定だ。発表された端末は、上位モデルの「Xiaomi 13 Pro」とスタンダードモデルに位置づけられる「Xiaomi 13」、廉価版の「Xiaomi 13 lite」の3機種だ。ここでは、写真とともに、その実機を見ていきたい。

Xiaomi 13 Proは、チップセットにクアルコムの「Snapdragon 8 Gen 2」を採用した端末。カメラはライカカメラ社が監修しており、メインカメラのレンズ名は同社の「SUMMICRON(ズミクロン)」になる。以下の写真のように、端末にも、ライカロゴやSUMMICRONの名前が刻印されている。メインカメラは、ソニー製の1インチセンサーで画素数は5000万画素。会場での撮影では画質をつかみづらいが、ライカのチューニングが施されており、雰囲気があり、解像感の高い写真が撮れる。

Lenovoは、MWC 2023において、Intel Processor N200およびN100を採用した11.5型の着脱式2in1「IdeaPad Duet 3i」を発表した。欧州では6月に発売され、価格は449ユーロから。

本機に採用されているCPUは、第12世代/第13世代Coreに採用されている“Eコア”(コードネームGracemont)だけで構築されたエントリー向けのIntel Processor N200またはN100。従来のJasper Lakeに採用されたTremontアーキテクチャから性能が向上。Intel 7プロセスで製造されている。

N200とN100はともに4コアで、最大動作周波数は前者が3.7GHz、後者が3.4GHz、GPUは「Intel Core UHD Graphics」で動作周波数は両モデルともに750MHzだが、実行ユニット数はN200が32基、N100が24基。

IdeaPad Duet 3iではこのプロセッサを搭載するほか、2,000×1,200ドットの11.5型液晶を搭載する点も特徴。DCI-P3 100%の広色域、画面占有率85%の狭額縁デザイン、400cd/平方mの高輝度が謳われている。さらに、Dolby Audio認証スピーカーを搭載し、音にもこだわった。

そのほかの仕様は、メモリが4GBまたは8GB、ストレージが128GB/256GB SSD、OSがWindows 11。インターフェイスはUSB 3.0 Type-C×2(うち1基はフル機能、1基はUSB PD/データ転送のみ対応)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、800万画素背面/500万画素前面カメラ、音声入出力などを備える。

バッテリは35.6Whで、駆動時間は1080pビデオ再生時で最大12時間、MobileMark 2018で最大7.5時間。本体サイズは271.3×172×8.95mm、重量は697gから。着脱式のキーボード兼カバー「Folio Case」は450gから。

このほか、14型のクラムシェル型Chromebook「IdeaPad Slim 3 Chromebook(14",8)」も同時発表した。5月発売予定で、価格は349ユーロ。

主な仕様は、CPUにMediaTek Kompanio 520、メモリ4GBまたは8GB、ストレージに64GBまたは128GB eMMC、1,920×1,080ドット表示対応IPSまたはTN 14型液晶、もしくは1,366×768ドット表示対応TN液晶、OSにChromeOSを採用する。

インターフェイスはmicroSDカードスロット、USB 3.0 Type-C、USB 3.0、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、音声入出力などを備える。

バッテリ駆動時間は最大13.5時間。本体サイズは325.9×221.8×18.6mm、重量は1.3kgから。本体色はAbyss BlueとCloud Greyの2種類が用意される。