Google、RCSメッセージングを採用するよう新年からAppleに呼びかけ

RCSとはRich Communication Serviceの略称で、ショートメッセージサービス(SMS)を代替することを目的とした新たなメッセージング規格です。Appleがこれを採用しないことが、いわゆる「緑色の吹き出し」差別を生む原因となっているわけですが、Googleは新年から屋外広告でAppleにRCSを採用するよう呼びかけています。

屋外広告で同じ過ちを犯さないでと懇願

新年になって発見された屋外広告には、次のようなメッセージがGoogleから発せられています。

やあApple、Androidだ

2022年はヘマをしたかもしれませんが、ピクセル化した写真やビデオを修正するために同じ過ちを犯さないでください。ここに修正のためのコードを書いておきます…

Googleのキャンペーンは、「Appleがメッセージを受け取るための手助けをしよう(Help Apple #GetTheMessage)」のスローガンが添えられています。

Googleは昨年末にもAppleを批判

Googleは昨年12月にもブログ投稿でRCSを一向に採用しないAppleを批判していますが、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は「優先事項ではない」と、RCSを実装する気があるのか、実装するとしたらいつ頃になるのかを明かさないでいます。