1999年〜2015年までをプレイバック! スマートウォッチ誕生前夜から紐解く次世代時計年表

エキスパートウォッチを取り上げるうえで、スマートウォッチについて触れないわけにはいかない。

その歴史を誕生前夜から現在にいたるまで、時系列で紐解いていく。まずは1999年から2015年までをプレイバック!

[1999年]スマートウォッチの源流!? 世界初のGPS機能内臓時計

「プロトレック/PRT-1GPJ」
現在のスマートウォッチに必要不可欠なGPS機能を、世界で初めて腕時計に搭載したプロトレックの通称“サテライトナビ”。

目的地(緯度・経度)を設定することで方向と距離をグラフィック表示するグラフィカルナビ機能などを備えた。当時の販売価格は税抜き5万9000円。

[2003年]世界初のワークアウト機能を搭載!GPSトレーニング端末が登場

「ガーミン/フォアランナー 201」
ランナーに向けて開発され、速度、距離、ペース、消費カロリーの測定を可能にした、世界初のGPSトレーニング端末。トレーニングを円滑にするワークアウト強化機能のほか、独自のトレーニングツールによってバーチャル パートナーと目標に向けてトレーニングを積むこともできる。

ランニング後にコンピューターに接続してワークアウトのデータを保存および分析できる点も画期的で、まさに現在のスマートウォッチの始祖ともいえる存在だ。

[2014年 6月]Android Wear初搭載のスマートウォッチ

「ギア ライブ」「LG G ウォッチ」「モト 360」
ウェアラブル端末市場を席巻するべく、グーグルはAndroid OSをウェアラブル端末へ拡張できるプラットフォームAndroid Wearを開発。

「アップル/アップルウォッチ」
ティム・クックのCEO就任後初の新カテゴリー製品、そして初のウェアラブルデバイスとして「アップルウォッチ」が登場。初代モデルは、3つのコレクションと6つのカラー、さらに6種類のストラップで展開された。

iPhoneの一部の操作を行えるリモコン機能を備えるだけでなく、活動量や心拍を計測し適切なアドバイスをしてくれたり、ウォーキングやランニングなどの消費カロリーを教えてくれるヘルスケア&フィットネスアプリも搭載された。

[2015年]フォッシルグループが市場に本格参入

「フォッシル/マーシャル ブラウンレザー ジェネレーション2 スマートウォッチ」
ファッションウォッチ業界の大手であるフォッシルグループが、アメリカのウェアラブルメーカー、ミスフィットを買収しスマートウォッチ市場に本格参入。

これをきっかけに時計のセレクトショップなどでもエキスパートなスマートウォッチが並ぶように。従来よりもユーザーの裾野が広がった。

「Gen 6 ウェルネス エディション」
こちらはウェルネスライフに欠かせない最新モデル。ウェルネス&フィットネスに特化し、自動でワークアウト開始を検知できる機能のほか、歩数、睡眠、心拍数、有酸素運動レベル、血中酸素なども自動追跡し、データを蓄積する。