オクラホマ州のApple Storeで労働組合結成へ--米国で2例目

米国時間10月14日の報道によると、オクラホマシティのApple Storeの従業員らが、労働組合の結成を投票で可決したという。労働組合が結成されるのは、米国で270店舗を超えるApple Storeのうち、2例目だ。

Bloombergの記事によると、従業員らは全米通信労働組合(CWA)への加入を可決したという。CWAは、他のApple Storeに対しても労組結成を推進している。

同組合は、労組結成が可決されたことをツイートで認めた。Appleは、自社の従業員給付制度と、この数年間で従業員の初任給を引き上げたことに誇りを持っているとし、「大切なチームメンバーとのオープンで直接的で協調的な関係が、顧客と当社のチームに素晴らしい体験を提供するための最善策だと信じている」と述べた。

同社はこれまで、一部の労組結成に否定的な姿勢を示し、2022年に入ってからは、勤務体制をより柔軟にして、シフトの間隔を長くすることを従業員に約束していた。同社は労働組合を結成していない店舗の従業員に新たな福利厚生を提供する一方で、労組を結成したストアの従業員に対し、同じ特典を受けるには交渉が必要になると伝えたとも報じられている。

一方、全米労働関係委員会(NLRB)は10月に入り、Appleが、従業員に聞き取りを行い、組合を支持するビラの配布を禁止するなどして、ニューヨークの店舗における労組結成の取り組みを妨害しようとしたとして、同社に対する苦情を申し立てている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。