「Meiryo UIも大っきらい!!」がWindows 11に対応 ~システムフォントの変更ツール/好みのフォントを選ぶだけのシンプルなデザイン

システムフォントの変更ツール「Meiryo UIも大っきらい!!」(No!! Meiryo UI)が、2月13日にv3.0.0へとアップデートされた。Windows 11が新たにサポートされている。

Windows 7までは「コントロール パネル」の[ウィンドウの色とデザイン]画面などからメニューやタイトルバーなどに使われるシステムフォントを変更できたが、Windows 8以降はこれがなくなっており、標準の「Meiryo UI」からシステムフォントを変更することができない(Windows 10以降は「Yu Gothic UI」)。そこで開発されたのが、「Meiryo UIも大っきらい!!」だ。

「Meiryo UIも大っきらい!!」を利用すれば、OSのシステムフォントを自分好みのフォントへカスタマイズすることが可能。ユーザーインターフェイスは非常にシンプルで、[全体設定]の[選択]ボタンを押してダイアログでフォントを選択し、[適用]ボタンを押すだけだ。システム全体で再描画処理が行われ、指定したフォントが使われるようになる。

初期状態の「エクスプローラー」と、フォントを「UD デジタル教科書体」へ変更した「エクスプローラー」

もし気に入らないところだけをカスタマイズしたい場合は、[個別設定]を利用するとよい。タイトルバーやアイコン、ヒント、メッセージボックス、メニューといった項目が用意されており、それぞれに異なるフォントを割り当てることができる。

なお、編集部にて試用したところ、「Windows セキュリティ」によって「望ましくない可能性のあるアプリ」(PUA)として検出されることを確認した。

PUAはセキュリティを脅かすマルウェアとはいえないが、ユーザーにとって迷惑な振る舞いをする可能性のあるアプリ(広告や宣伝、他の製品のバンドルなど)のことを指す。本ソフトの場合、重大度は「低」。とくに問題となりそうなところも見当たらないため、誤検知だと思われるが、不安な場合は代わりに「Windows10 フォントが汚いので一発変更!」などのツールを利用するとよいだろう(ただし、Windows 11への対応は公式にアナウンスされていない)。