「Galaxy Noteシリーズは終わっていない」サムスン副社長語る

韓国サムスンは大画面スマートフォン「Galaxy Noteシリーズ」を廃止したわけではないことが、同社副社長によって伝えられています。

Galaxy Noteシリーズといえば、大型ディスプレイとスタイラス「Sペン」を内蔵したサムスンのフラッグシップスマートフォン。しかし近年はシリーズの終了が噂され、また同じように大画面とSペンを搭載した「Galaxy S22 Ultra」が登場するなど、その存在が危ぶまれていました。

しかしサムスンにて製品管理担当副社長であるDrew Blackard(ドリュー・ブラッカード)氏が米Engadgetに伝えたところによると、「(Galaxy S22 Ultraの登場は)Galaxy Noteシリーズの終わりではない」とのこと。さらに「顧客のフィードバックにもとづいて製品のロードマップを決定している」、つまり要望さえあれば、新たなGalaxy Noteのデバイスを投入する可能性があることを示唆したのです。

しかし同時に、「現在のポートフォリオの中で、Noteシリーズの新製品が登場することはない」と、具体的な製品の投入計画がないことも明かしています。

サムスンはSペンの対応デバイスを今後も増やしていくと表明しており、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」でもSペンの利用が可能です。また同社のタブレットシリーズも、以前からSペンに対応しています。

ブラッカード氏の話しぶりからは、Galaxy Noteシリーズが今後復活する可能性は低いことがうかがえます。しかしその特徴的なハードウェアやソフトウェアが今後のGalaxyシリーズにも受け継がれることは、Galaxy Noteシリーズのファンにとっても悪い話ではなさそうです。