iPhone13とGalaxy S22の性能差は?ベンチマークスコアを比較

先日発表されたSamsung Galaxy S22シリーズとApple iPhone13 Pro Maxのベンチマークスコアを比較した結果が登場しました。

全体的にiPhone13 Pro Maxの方が高性能であり、なおかつGalaxy S22シリーズには発熱の問題があるようです。

CPUスコアやWebブラウザ性能はiPhone13 Pro Maxが圧勝

この比較はPCMagによって、以下の3つのベンチマークソフトを使っておこなわれました:

Geekbench 5: CPU性能、人工知能(AI)処理性能

GFXBench 5: GPU性能

Basemark Web: Webブラウザ使用時の総合的な性能

Galaxy S22シリーズはExynos 2200ではなくQualcomm Snapdragon 8 Gen 1を搭載したモデルが使われています。

まず、Geekbench 5についてはiPhone13 Pro Maxのシングルコア/マルチコア/AI処理のスコアが1,735/4,647/948であったのに対し、Galaxy S22シリーズのなかで最もスコアの高かったS22 Ultraは1,232/3,433/448でした。

前世代からiPhoneの方が高いCPU性能を誇っていましたが、Galaxy S22シリーズになってもそれは同じようです。

また、Basemark Webについても、iPhone13 Pro Maxの1,139に対し、Galaxy S22シリーズのなかで最もスコアが高かったS22+でも578と、半分未満のスコアにとどまっています。

GPU性能についてはiPhone13 Pro Maxの解像度が不明のため単純比較はできませんでした。

少なくともGalaxy S22 Ultraは前世代のGalaxy S21 Ultraよりも大幅な性能向上を遂げているようです。

すぐに熱くなって性能が低下するGalaxy S22 Ultra

Galaxy S22 UltraについてPCMagは、発熱問題があると述べています。

ベンチマークを実行するとすぐに筐体が熱くなり、たとえばGeekbench 5のシングルコアにおける1,232というスコアは筐体が熱くなった状態では802に落ち込み、GFXBench 5のAztec Ruins Onscreen(WQHD)は28 fpsから19 fpsにフレームレートが落ち込んだそうです。

Snapdragon 8 Gen 1には発熱問題があるという情報は以前から存在しますが、Galaxy S22シリーズも残念ながら例外ではないようです。