Twitchの機密データが流出--ソースコードやクリエイターへの報酬など

Amazon傘下のストリーミングプラットフォームTwitchがハッキングされ、機密データが大量に流出したことが分かった。これらの流出データには、Twitchのソースコード、クリエイターへの報酬に関する情報、さらにはAmazon Game Studiosが開発した未発表のSteam対抗サービスの詳細などが含まれていると報じられている。

匿名のハッカーが米国時間10月6日、これらの情報を含む125GB相当のTorrentファイルを掲示板「4chan」に投稿した。この件についていち早く報じていたVideo Games Chronicleによると、社内の匿名の消息筋が、流出したデータが本物であることを認めたという。また、The Vergeもこの流出が事実であることが確認できたと報じた。

Twitchは、6日に投稿したツイートでこの侵害を認め、流出規模の確認を進めていると説明した。

Twitchは世界屈指のストリーミングサイトで、ストリーミングの視聴者は常時約250万人に達する。Twitchはビデオゲームのプレイ実況を共有する場としてゲーマーの人気を博し、視聴者も実況映像にコメントしたり、サブスクリプション経由で課金したりする機会を得た。その後、Twitchの利用範囲は広がり、料理のレッスンを共有したり、旅の体験をストリーミングしたり、ただおしゃべりをしたりできる場所になったが、今もゲーム関連コンテンツは大きな呼びものの1つとなっている。2014年には、ゲーム分野を強化したいAmazonにより、9億7000万ドルで買収された。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。