Google+のユーザー情報流出に対する訴訟でユーザーが受け取る和解金は200円強

Googleが2019年に終了したSNS「Google+」で、非公開設定だったユーザー情報まで取得できる状態だったことに関して起こされた集団訴訟における和解金の支払いがスタートしたことがわかりました。この件で和解金を受け取るのは172万29人で、受け取る金額は1人2.15ドル(約236円)だとのことです。

Google+ class action starts paying out $2.15 for G+ privacy violations | Ars Technica

Google+はGoogleがかつて運営していたSNSで、2018年に「利用不振」を理由として終了が決定。ユーザー情報流出があったことも原因と指摘がありました。

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その後、さらに大量のユーザー情報が流出していたことが判明。当初の予定を前倒しする形で、2019年4月2日にサービス提供を終えました。

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この件では2018年10月にマット・マティック氏とザック・ハリス氏がGoogleを相手取って訴訟を起こしており、2020年8月に和解が決定。すべての不服申し立ての処理が完了し、2021年8月2日から和解金の電子送金がスタートしました。和解リストに名を連ねたのは172万92名で、Googleが支払った和解金750万ドル(約8億2000万円)から諸経費を差し引いた上で、1人あたり2.15ドルを受け取ることになります。