新型「iPad mini」はA15 Bionicチップ搭載&Lightning廃止でUSB Type-Cポートを備えているとのウワサ

Appleは2021年後半に、新型のiPad miniをリリースすることが予想されています。新たに、Apple関連メディアの9to5Macが情報筋からの証言として、「新型iPad miniは次期iPhoneと同じくA15 Bionicチップを搭載し、LightningポートではなくUSB Type-Cポートを備えている」と報じました。

2021年6月、海外メディアのBloombergが「AppleはホームボタンレスのiPad miniをリリースする予定」であると報じました。iPad miniのデザインは登場以来ほとんど変化してきませんでしたが、2021年の新型iPad miniはホームボタンの廃止やベゼルの縮小といったデザインの刷新が行われ、「2020年に登場した第4世代iPad Airとほぼ同じデザイン」になると予想されています。

iPad miniは次期モデルでついにホームボタンの廃止やベゼルの縮小などデザインの大幅変更が実現か - GIGAZINE

そんな中、9to5Macは新型iPad miniに詳しい情報筋から、「『J310』というコードネームで開発されている新型iPad miniには、2021年後半にリリースされる次期iPhoneと同じく、新しいA15 Bionicチップが搭載される予定である」との証言を得たとのこと。新たなA15 Bionicチップは、A14 Bionicチップと同じく5nmプロセスで製造され、Appleはより強力なバリエーションである「A15X」の開発にも取り組んでいると情報筋は語っています。

また、iPad Proや最新のiPad Airと同様に、新型iPad miniは本体下部にUSB Type-Cポートを備えていると情報筋は証言。従来のLightningポートからUSB Type-Cポートに切り替わることで、Lightningコネクタを持たないさまざまな周辺機器やアクセサリに対応できるようになります。

さらに、新型iPad miniには、マグネット付きの端子であるSmart Connector(スマートコネクター)も搭載される予定といわれています。この点から、Appleが「Smart Keyboard Folio」や「Magic Keyboard」のような、新型iPad mini用のスマートコネクター対応アクセサリをリリースする可能性があるとのことです。

情報筋は新型iPad miniに関すること以外にも、「Appleは『J181』というコードネームで、A13 Bionicチップを搭載した新たなiPadのエントリーモデルを計画している」と証言したとのこと。記事作成時点では、エントリーモデルである10.2インチのiPadに搭載されているのはA12 Bionicチップであり、最も手頃な価格のiPadのパフォーマンスが大きく向上する可能性があります。なお、以前のウワサによると、新たなエントリーモデルのiPadは2019年に登場した第3世代iPad Airと似たデザインになるとされています。