ASUS VivoWatch SP 国内発売 血圧測定が可能なヘルスケア特化のスマートウォッチ

ASUSがヘルスケアに特化したスマートウォッチ「ASUS VivoWatch SP(HC-A05)」を7月9日に発売します。ASUS VivoWatch SPは2019年のIFA 2019で発表されたスマートウォッチ。日本でも発売されているVivoWatch BPの後継モデルとなります。いかにもヘルスケアトラッカーな前モデルとは異なり、一般的なスマートウォッチのような見た目となり、常に身に着けていても違和感のないデザインとなりました。

円形ディスプレイになったVivoWatch SP

ディスプレイは1.34インチ(320x300)のTFT液晶。最近のウェアラブルは、色鮮やかな有機ELディスプレイの採用が増えており、それらと比べると発色で見劣りもしますが、時計や通知など、必要な情報は問題なく見られます。

▲ディスプレイ下部はよく見ると切りかかれている形状。なお、輝度は暗めで最大にしてもちょっと見にくい

裏面には脈波心拍(PPG)センサーを搭載。心拍だけではなく脈波O2レベル(血中酸素飽和度、ようするにSpO2)の計測にも対応します。ただし、他のウェアラブルデバイスと同様、SpO2はあくまでも参考値です。

充電は背面のPOGOピンを使用。専用のクリップ型充電器で挟みます。バッテリー持ちは通常使用で約10日間とのこと。

本体側面、右側にはもう一つのPPGセンサーとホームボタン、左側には脈波伝播時間(PTT)計測のための電極を備えます。

脈波伝播時間(PTT)による血圧測定に対応

VivoWatch SPの大きな特徴となっているのが、血圧が測定できること。といっても、当然ながら加圧式で計測するわけではなく、脈波伝播時間(PTT)を計測して血圧を推定する方式です。国内では利用できませんが、Galaxy Watch Active 2などと同じ方式です。

このPTT計測ですが、基本的には本体背面のセンサーのみを利用して、指定間隔(5/10/30/60/120分間隔)で自動計測が行われます。

測定方法は簡単で、PTT指数画面にし、本体左右のセンサーと電極に指を添えると測定が始まります。PTT指数(血圧)のほか、心拍、血中酸素濃度、ストレス解消指数も同時に計測され、結果は本体やアプリで確認できます。