AMD、組み込み向けZen 2アーキテクチャAPU「Ryzen Embedded V2000」

米AMDは10日(現地時間)、組み込み向けAPU「Ryzen Embedded V2000」シリーズを発表した。

Zen 2コア採用APU“Renoir”の組み込み向けモデル。コア数は8/6の2種類で、前世代「Ryzen Embedded V1000」からクロック当たりの命令実行数(IPC)が15%、シングルスレッド性能が最大30%、GPU性能が最大40%、ワットあたりの性能も2倍相当にそれぞれ向上している。

PCI Express 3.0を採用し、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、USB 3.1 Gen2をサポート。ファンレス運用にも対応する。

前世代と同様、4K解像度や4つまでのディスプレイ出力をサポートするほか、ソフトウェアやメモリへの不正アクセスを防止するセキュリティ機能「AMD Memory Guard」を提供。10年間の長期供給やロングライフサイクルサポートロードマップも保証する。提供されるSKUは下表のとおり。