macOS Big SurではOSアップデートを高速化

先月開催されたWWDCで概要が発表されたmacOS Big Surは新しいインターフェース、コントロールセンター、ウィジェットなどが搭載されると発表されましたがが、発表された部分以外の地味な点でもユーザーの利便性を向上させています。その一つがOSのアップデートの高速化です。

バックグラウンドで一部を処理

現在のmacOSのアップデートには比較的長い時間がかかり、時にはアップデートに一時間近く必要になることもあります。その間、ユーザーはMacを使用できず、不便な思いをすることもあります。この不便さを解消すべく、先月に発表されたmacOS Big Surではアップデートの処理の一部をバックグラウンドで済ませてしまい、インストール時間の短縮が図られます。

アップデートの高速化は既にiOSで取り入れられているアップデートの方法と似たものと考えられており、インストール時間を短縮することでユーザーのストレス軽減が期待されています。OSの更新時間が短縮されれば、ユーザーは時間を気にせずに最新のOSをインストールできるようになります。これはセキュリティ面でもプラスであり、便利さと安全性の面から期待される機能になります。

ちなみに高速インストール機能はmacOS Big Surに搭載されており、Big Surへのアップデートはこれまで通りのインストール速度になります。高速アップデートが体験できるのはmacOS Big Surの最初のアップデートからとなります。