5分でわかる「モバイルPASMO」 対応スマホやクレカは

3月18日(水)午前10時から「モバイルPASMO」が始まります。特徴や注意点について、いくつか簡単にまとめました。

●そもそも「モバイルPASMO」とは

「モバイルPASMO」は、スマートフォンをかざすだけで電車やバスに乗ったり、交通系IC対応店舗でタッチで支払えるサービスです。いわば「モバイルSuica」のPASMO版となります。

●iPhoneの対応時期は未定

対応端末は発売時Android 6.0以上でおサイフケータイ対応のスマートフォンのみ。現時点でiPhoneは利用できず、対応予定も示されていません。対応機種はこちらから確認できます。

●利用方法

Google Playストアから「モバイルPASMO」アプリをインストールして利用します。

●通学定期は要注意

「モバイルSuica」と同様に、スマートフォンから残高のチャージや定期券購入が行なえます。なお、通学定期券の対応は大学・専門学生向けのみ。また、購入者が18歳以上であることが条件です。加えて、購入には本人名義のクレジットカードが必要となります。

●既存の定期券は引き継げない

既存のPASMO定期券を引き継ぐことはできません。

●定期券を利用できる事業者

<鉄道事業者>小田急電鉄株式会社、 京王電鉄株式会社、 京成電鉄株式会社、 京浜急行電鉄株式会社、 埼玉高速鉄道株式会社、 相模鉄道株式会社、 首都圏新都市鉄道株式会社、 新京成電鉄株式会社、 西武鉄道株式会社、 千葉都市モノレール株式会社、 東急電鉄株式会社、 東京地下鉄株式会社、 東京都交通局、 東武鉄道株式会社、 北総鉄道株式会社、 株式会社ゆりかもめ、 横浜高速鉄道株式会社、 横浜市交通局、 株式会社横浜シーサイドライン

<バス事業者>株式会社江ノ電バス、 小田急バス株式会社、 川崎市交通局、 川崎鶴見臨港バス株式会社、 関東バス株式会社、 京王電鉄バス株式会社、 京成バス株式会社、 西武バス株式会社、 相鉄バス株式会社、 立川バス株式会社、 東急バス株式会社、 東京都交通局、 東洋バス株式会社、 西東京バス株式会社、 日立自動車交通株式会社、 横浜市交通局

●利用できるクレジットカード

American Express、JCB、Mastercard、Visaが利用できます。なお、登録にはクレジットカード発行会社による本人認証サービス「3Dセキュア」が必要です。

●クレジットカードを登録しない場合

クレジットカードを登録しない場合でも、「モバイルPASMO」を利用できます。その場合、駅の券売機などで「モバイルPASMO」に現金でチャージできます。

●モバイルPASMOの再発行、「無記名式」は要注意

紛失時や故障時でも簡単な手続きで再発行できます。なお、再発行が可能なのは「モバイルPASMO」に会員登録したユーザーのみ。会員登録をしない「無記名式」のユーザーは再発行できないため注意が必要です。

(3月11日に公開した記事を再掲しました)

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