2020年のiPhoneは中国製のOLEDディスプレイを採用か

中国のディスプレイメーカーBOEは、2020年にもiPhone向けに有機EL(OLED)ディスプレイを供給し始める、とテックメディアRPRNAが伝えています。

SamsungのOLEDディスプレイの独占的供給は終わりを迎える?

RPRNAが韓国メディアから得た情報によれば、BOEのOLEDディスプレイは、2年以内にSamsungと競合するようになるとのことです。BOEは、2020年にもAppleにOLEDディスプレイパネルの供給を開始するとみられています。

韓国のアナリストは、BOEは2021年に4,500万枚のOLEDディスプレイパネルを出荷すると見込んでいます。

SamsungはiPhoneのOLEDディスプレイのいまだ独占的に供給していますが、昨年は出荷台数が減少したことがわかっています。

サプライヤーの多様化のため、AppleがBOEとLG DisplayからOLEDディスプレイを調達するようになれば、Samsungは支配力を失うことになるでしょう。

なお、BOEはHuaweiの主要ディスプレイサプライヤーとしても知られています。

iPhone12シリーズについての情報も

RPRNAの報道には、2020年のiPhone12シリーズについても触れられています。iPhone12シリーズにはA14チップセットが採用され、台湾チップメーカーTSMCにより5nm(ナノメートル)プロセスルールで生産される見込みであるとのことです。

A14チップは来年の始めに生産トライアルが行われ、2020年第2四半期までに量産が始まるとみられています。