OPPO、「Reno 3」シリーズを中国で正式発表。薄軽6.5インチ大画面の4カメラスマホ

以前からたびたびチラ見せされていたOPPOの新スマホ「Reno 3」シリーズが正式に発表されました。Reno 3 Proと無印Reno 3の2モデルで、それぞれ5G版も用意されています。

Reno 3 Proでは薄さが全面のほとんどすべてが6.5インチのスクリーン領域として確保。5Gをサポートしながらも7.7mmと薄く、重さも171gにとどめている大画面・薄型・軽量のスマートフォンに仕上げています。

Reno 3 Proでは通常の4色に加えて、PANTONEとコラボした「PANTONE 2020」バージョンを用意。2020年の色として選ばれた「Classic Blue」を配色し、色名を大胆に本体にプリントするという限定モデルになっています。同モデルでは外箱からイヤホン、付属ケース、充電アダプターに至るまでClassic Blueをあしらうというこだわりようです。

OPPOはこれまで稼働式のインカメラを採用したり、「ディスプレイ下インカメラ」の技術開発していたりと、前面狭額縁に並々ならぬこだわりを見せていますが、今回のReno 3 Proでは軽量化のため、パンチホール型のインカメラで妥協をみせています。また、標準モデルのReno 3では水滴型ノッチを採用しています。

それでも画面占有率95%(Reno 3 Pro)を実現しつつ、4025mAhの大容量バッテリーを搭載。さらにはディスプレイ内指紋センサーをきっちり搭載してきた点は評価に値するものと言えるでしょう。

さらに、Reno 3 Proでは両辺カーブの有機ELディスプレイを採用し、ディスプレイの駆動速度も90Hzに向上。スクロールなどの表示が滑らかになっています。

カメラは以前発表されたReno 2(日本未発売)と同じ構成で、4800画素メインカメラ+1300万画素望遠+800万画素超広角+200万画素の深度計測用モノクロカメラというクアッドカメラとなっています。

Reno 3 Proがクアルコムの最新ミドルハイ向けチップセットSnapdragon 765GTを搭載する一方で、Reno 3はMediatTek製の5G対応チップセットDimensity 1000を搭載。Reno 3は平面状の有機ELディスプレイ(フレームレート90Hzには非対応)を装備します。

また、カメラコンポーネントでは、無印のReno 3が(なぜか)ソニーの最新センサーIMX 686(6400万画素)をメインカメラに搭載します。カメラに関してはフラッグシップのReno 3 Proでは安定した構成を据えて電力消費と発熱を安定させつつ、Renoでは新しいセンサーを取り入れた挑戦的なモデルとする狙いがあるようです。

気になる価格はReno3 Proがメモリ8GB+ストレージ128GB版で3999元(約6万2600円)、Reno3 Proで12GB+256GB版が4499元(約7万500円)、Reno3 Pro Pantone 2020コラボモデルは4199元(約6万5700円)となっています。また、Reno3は8GB+128GB版が3399 元(約5万3200円)、12GB+128GB版は3699元(約5万7930円)です。

年末の12月26日に発表されていますが、中国では12月31日から予約・販売を順次開始する予定となっています。OPPOは先日、日本に「5Gスマホ」を投入すると宣言していますが、最初のモデルがReno 3 Proとなる可能性は高そうです。