HuaweiのP40シリーズ、Android 10を搭載し予定通り発売へ

不自由なく使えるといいな…。

今年は米中貿易戦争のあおりを受けて、Huawei(ファーウェイ)の新モデルに、Google(グーグル)の製品サービスを自由に搭載できなくなり、せっかくの名機と評判だった「Mate 30」シリーズも、販売しづらい状況に追い込まれました。Leica(ライカ)製のカメラレンズを採用する、同社のフラッグシップモデルは、みごとな写真が撮れると支持されたり、世界中にファンユーザーを抱えています。来年こそは、もっと自由にHuaweiの新製品も選べるようになったらいいのに?

そんなリクエストに応じるべく、このほどBGRは、HuaweiのConsumer BG部門のRichard Yu CEOが、次期フラッグシップモデルとなるP40シリーズについて説明を行なったと伝えています。同CEOによると、P40シリーズは、予定どおり、来年3月にフランスのパリで、グローバル市場に向けて正式発表され、Android 10がOSに搭載される模様。一部で心配されていた、Huaweiの独自OSとなるHarmony OSの採用は見送られたみたいですね!

やはりカメラ性能を重視し、同時にパフォーマンスも優れたモデルになるとされているP40シリーズ。そのラインナップは「P40」「P40 Pro」「P40 Lite」の3モデルになるんだとか。なお、現時点では、もしGoogleのライセンスが得られなかった場合、いわゆるGoogle Playなどの代わりに「Huawei Mobile Services」を搭載する方針が明らかにされているようです。ただし、それまでにライセンス問題がクリアされていたり、搭載が可能な地域では、通常のGoogleのサービスを載せて販売するつもりらしく、Mate 30シリーズよりは、日本でも手に入れやすくなる可能性がありますでしょうか?

米国市場から締め出される格好になってしまったHuaweiですけど、これで事業縮小なのかと思いきや、意外にビジネスは好調だったり、バンバンと新製品を出していく方針も変わっていなかったりするようです。好きなスマホを好きに使える環境が、来年は少し改善に向かうようにと願っているユーザーは、きっと少なくないのでは?