Windowsの新しいロゴデザインが明らかに
Microsoftが開発するPC向けOS「Windows」のロゴデザインが新しいものに変更されたと報じられています。
Microsoftは2018年11月末にMicrosoft Office関連ソフトウェアの新しいアイコンデザインを発表しました。新デザインはクラウド版の「Office 365」から少しずつ導入されていき、最終的にデスクトップ版のアイコンも新デザインに変更されています。
Microsoft Officeのアイコンデザインが刷新されたタイミングとほぼ同時期に、MicrosoftはWindows 10のアプリアイコンについてもデザイン変更を検討しているのではないかとウワサされていました。ウワサの元となったのは、Microsoft Officeのアイコンデザインをアナウンスするムービーの中で登場した、見慣れぬデザインのアイコンたちです。
アイコンデザインの変更がウワサされ始めてからちょうど1年が経過した2019年12月13日に、MicrosoftはWindowsの標準搭載アプリなどを含む、100種類を超えるアイコンのデザイン変更を行っていることをアナウンスしています。新アプリのデザインはMicrosoftが提唱するデザインシステムのFluent Design Systemをベースに行われているとのことです。
Microsoftのアイコンデザインにおいて重要な役割を担う、Fluent Design Systemがどのようなものになっているのかは、以下の記事にまとめられています。
MicrosoftはFluent Design Systemの基、ソフトウェアやサービスのデザインを刷新することを計画しており、Windowsのロゴ変更はその一大プロジェクトの中枢を担うものです。Microsoftのデザイン部門を統括するジョン・フリードマン副社長は、「アイコンをリデザインする中で、我々は2つの大きな創造的課題に直面しました」と語っています。
Microsoftはアイコンデザインの大々的な刷新に伴い、複数のイメージ画像を公開しています。その中の1つには、新しいWindowsロゴと思われるものが含まれている画像も。
Microsoftは2019年10月に折りたたみ式のデュアルディスプレイPCである「Surface Neo」を発表しており、同時に独自に開発を進めていたデュアルディスプレイ端末用の新しいOS「Windows 10X」のUI画像の一部を公開しています。このSurface Neoのイメージ画像に含まれていたWindowsロゴは、今回公開された新しいアイコンデザインの中に含まれていたWindowsロゴのデザインと同じもののように見えます。
Microsoftが発表した新しいアイコンデザインは、従来のデザインから見た目が劇的に変化するようなものではありませんが、Windowsに搭載されているアプリ全体などで見たときに、デザイン上の一貫性がよりはっきりとわかるようになっているとのこと。The Redmond Cloudは「MicrosoftのWindows上で一貫性のないアイコンデザインを排除するための試みのようにも思える」と記しています。
なお、Microsoftによりアイコンデザインの変更は段階的に行われており、2020年まで続くものと見られています。
2019-12-12 20:56:19