狭額縁の美しい画面でテレビ視聴、HDMI入力も備える17.3型ノートPC

富士通クライアントコンピューティングが販売する「LIFEBOOK WN1/D2」は、Core i7-9750Hを搭載した狭額ベゼル採用の17.3型ノートパソコンで、「LIFEBOOK NH90/D2」のカスタムメイドモデル。試用機は、メモリーが16GB、ストレージが約256B SSD+約1TB HDDなどといった構成。光学ドライブにはBru-ray Discドライブを内蔵する。さらに、試用機は地上/BS・110度CSデジタルを視聴できるテレビ機能がカスタムしてあった。普段使いと仕事で重宝するスペックと、テレビの視聴・録画もできる機能が本モデルの魅力といえる。

直販サイトの「富士通WEB MART」では、試用機の価格は26万2580円で販売中だが、21%クーポンを適用すれば20万7438円で購入可能だ(11月28日現在)。また、テレビ機能非搭載モデルも選べるほか、メモリーとストレージ、光学ドライブなどのオプションを用途に合わせてカスタマイズもできる。

テレビ番組も綺麗な映像で鑑賞できる、狭額縁フルHDディスプレー

試用機のLIFEBOOK WN1/D2(テレビ機能搭載)は、シルバーに近いシャンパンゴールドを採用したアルミボディーで、エレガントな趣きを与えてくれる。バームレストにヘアライン処理、カバー周囲にダイヤモンドカットが施されており、スタイリッシュな美しさを堪能できる。

左右の幅が約7.7mmという狭額縁ベゼルを採用したフルHDディスプレーで、どの角度から観ても色鮮やかで美しい映像が楽しめる。Netflixなどの動画配信サービスに加え、テレビ番組やDVD・Blu-ray Discの視聴に最適な環境が整っているといっていい。

実際にいくつかテレビ番組を観てみたところ、綺麗で没入感高めの視聴体験ができた。今回視聴した番組はいずれもバラエティーだが、映像美にこだわった海洋ドキュメンタリー番組やテレビドラマなどを試用機で鑑賞してみたくなった。そのほか、ディスプレーを開くとキーボードの奥が少し持ち上がるヒンジ構造も採用。角度が付けばタイピングしやすくなり、効率よく作業ができる。映像面だけでなく、機能面も充実していると感じた。

タイプミスを軽減してくれるアイソレーションキーボード

LIFEBOOK WN1/D2(テレビ機能搭載)のキーボードは、キーとの間に隙間があるアイソレーションキーボードを採用している。タイプミスも少なく、快適なタイピングができた。また、カーソルキーを少しだけ下げた場所に配置した、富士通製ノートパソコンを象徴する「Fライン」も。この場所に設けているおかげでカーソルキーまでの距離が少し縮まり、指が届きやすくなったように思われた。キーボードのそのほかの使い勝手については2回目記事でも紹介する。

テレビ視聴に欠かせないミニB-CASカードスロットとアンテナ入力端子

最後に、インターフェースについて紹介しよう。左側面にはセキュリティー・スロット、有線LAN端子、HDMI出力端子、HDMI入力端子、USB 3.0×2基(うち1基は電源オフUSB充電機能付き)、USB 3.1(Type-C)、3.5mmステレオミニジャックを搭載。LIFEBOOK WN1/D2(テレビ機能搭載)には、パソコンの画面をディスプレーとして使用できるHDMI入力端子が搭載されている。家庭用ゲーム機やスマホなどのデバイスと本機をHDMIケーブルで接続すると、17.3型の画面でゲームや動画、写真が楽しめる。また、HDMIボタンを押せばパソコン画面と入力画面をワンタッチで切り替えられるので実に便利だ。

右側面にはSDメモリーカード対応のダイレクト・メモリースロット、ミニB-CASカードスロット、USB 2.0、Blu-ray Disc ドライブ、アンテナ入力端子、電源端子を搭載している。

特筆すべき点は、ミニB-CASカードスロットとアンテナ入力端子だろう。付属のB-CASカードをスロットに挿入し、地上/BS・110度CSデジタルのアンテナケーブルを付属の変換ケーブルに接続した後、パソコンで初回セットアップを行なうだけ。簡単操作でテレビ視聴ができるようになるので、面倒な作業に悩まされることはないはずだ。しかし、アンテナ変換ケーブルもB-CASカードもかなり小さいため、うっかり失くしてしまわないよう厳重に保管する必要がある。

外観については以上。次回はテレビ機能やキーボード、バッテリー駆動時間など、LIFEBOOK WN1/D2の使い勝手について紹介しよう。