Google Home Mini後継「Nest Mini」レビュー、断然高音質だが注意点も

家にGoogle Home Miniを4台設置している筆者が、その後継モデル「Google Nest Mini」を入手。早速試用してみました。Home Miniからの外観上の変更点はわずかで、壁掛け可能になったこと、そして、よりインテリアに馴染む新色が追加されたことです。

と、遠目ではHome Miniと瓜二つのNest Miniですが、Googleによると最大の進化点は音質の向上です。特に低音が強化されており、最大音量において低音を2倍強力に再生できるとのこと。

その差は素人耳の筆者でもわかります。Home Miniと聴き比べると、低音が高音としっかり分離していて迫力があり、音のダイナミックレンジが広がっています。ただ、他のオーディオ製品でもありがちですが、音質の差は「聞き比べないとわからないレベル」なので、今Home Miniを持っているユーザーがあえて買い換えるレベルではないとも感じます。

Home miniと組み合わせてのステレオ再生は不可

またHome Miniユーザー向けに注意点もあります。筆者はHome Mini 2台をペア設定し、ステレオ再生で音楽を楽しんでいます。一方、今回発売された「Nest Mini」は、「Home Mini」とペア設定をすることができません。ステレオ再生を楽しむには「Nest Mini」を2台揃える必要があります。

姿形が似ているので、Home Miniで構築したステレオ環境に部分的にアドオンできると期待していたのですが、それはできませんでした。なお、グループ化しての一斉再生は問題なく行えます。

Google Nest Miniの本体価格は税込6080円。高音質になっていますが、音質にそこまでこだわりがなければ、実売3000円程度で買えるHome Miniをチョイスするのもアリです。