144Hzを活かせる性能で仕事にも使える長時間駆動の15.6型ゲーミングノートPC

第9世代のCore i7-9750Hに加え、GPUにGeForce RTX 2070を搭載しているゲーミングノートパソコン「GALLERIA GCR2070RGF-QC-G」(関連記事)。リフレッシュレート144Hzのディスプレーに1TBのSSD、さらにWi-Fi 6にも対応している無線LANと、ゲームを快適に遊ぶための環境がそろっている本機だが、実際の性能はどうだろうか。

今回は、その実力を推し量るべく、定番ベンチマークテストを実施してGALLERIA GCR2070RGF-QC-Gの性能を検証してみた。

日常的な作業において十分活用できるスペック

総合系ベンチマークソフト「PCMark 8」は通常作業などのパフォーマンスをチェックするためのソフト。今回は「Home」、「Creative」の2種類のチェックを行なった。

スコアは「Home」が4856、「Creative」が5773となった。日常的な作業やビジネス面において十分活用できるスペックであることがわかった。

映像もゲームもスムーズに、滑らかに描写

ゲーミングパソコンとして気になるのはやはり3D性能だろう。そこで、GPUのパフォーマンスを測るため、3DMarkによるテストを行なった。

スコアは「Fire Strike」で15407、「Sky Diver」で34636、「Time Spy」で6505となった。ベンチマーク実行時の映像も滑らかで、ゲームもスムーズに描写されることが伺えた。

6コア/12スレッドらしい性能なので日常的な作業もバッチリ

次にCore i7-9750Hの性能をチェックすべく、3Dグラフィックスのレンダリングなどのベンチマークテストが行なえるソフト「CINEBENCH」で検証してみた。このソフトはCPU性能などを測ることができる。このベンチマークでは「CINEBENCH R15」と「R20」でベンチマークのスコアを行なった。R20はR15よりもレンダリングに必要なパワーが増えているため、R15のテストの数値と単純比較はできない。

R15ではグラフィックスAPIのOpenGLは116.13fps、CPUの性能テストでは1308cbという結果となった。R20でのCPU性能テストは2950ptsという結果が出た。Core i7-9750Hはノートパソコン向けCPUではあるが、6コア/12スレッドらしい性能を発揮しているため、Office文書の作成やメール作成、ウェブブラウジングなどの作業はバッチリできるはずだ。

ドラクエX、FFXIVレベルのゲームは快適に遊べる性能

では、実際にゲームをしたらどのような結果になるのか、ゲームのベンチマークでGALLERIA GCR2070RGF-QC-Gのパフォーマンスを見てみよう。まずは「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒の反逆者 ベンチマーク」でテストを行なってみた。

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒の反逆者くらいの負荷のタイトルは、フルHDであれば最高設定でも快適に遊べるだろう。

解像度を変更すればFFXVも快適に

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークは、ファイナルファンタジーXIV: 漆黒の反逆者よりもさらに高い負荷がかかり、より高い描画能力が求められる。このFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークについても計測してみた。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークを計測したところ、標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーンという設定で8918(快適)という結果になった。FFXVベンチは負荷が高いタイトルが遊べるかどうかの指標になるが、これくらいの数値があれば、AAAタイトルでも問題なくプレーできそうだ。またFPSタイトルも、144Hzのリフレッシュレートに対応した本機のディスプレーを活かして遊べるだろう。

GALLERIA GCR2070RGF-QC-Gは、ゲームを快適に遊べる性能を持ちながら、長時間駆動も実現している珍しい1台だ。ゲーミングパソコンはあまりバッテリー駆動での使用を視野に入れず、ゲーミングパソコンと普段使いのパソコンは分けて購入することが多かっただけに、普段使いとゲーミングを1台でこなせるのは驚き。ゲームをプレーしたいけど、ゲーミングデスクトップとレポートで使うノートを2台かうのはきびしいという学生さんや、自宅で仕事とゲームをどちらもこなせるノートがほしいという人は、GALLERIA GCR2070RGF-QC-Gを検討してみてはいかがだろうか。