DDR4-3000 16GB×2枚が税込10,980円を記録、メモリは高速品が大きく値下がり

DDR4-3000/2400メモリの16GB×2枚組が税込10,980円など大幅特価が目立つ、増税の影響は軽微

今回調査でも、高速品を中心に値下がりや大幅特価が目立つ。デスクトップPC向けDIMMに関しては、消費税増税の影響は軽微と言える。

16GB×2枚組は、DDR4-3000が2,800円安の税込10,980円、DDR4-2400も4,500円安の税込10,980円に急落。7月6日(土)調査時にDDR4-2666が記録した税込10,777円に迫る安値であり、高騰の頂点だった昨年1月頃と比べて実に4分の1だ。

分けても注目はDDR4-3000の激しい値下がりで、今回調査では下位のDDR4-2666の税込12,870円より1,890円も安くなっている。ただし、中心価格帯は2400と2666が税込15,000円~16,000円台、3000が税込19,000円~21,000円台で、特価との差は大きい。

ちなみに、DDR4-3000は増税施行直後の10月5日(土)にも税込12,980円を付け、同日のDDR4-2666(税込13,980円)より1,000円安価だった。3000が2666など下位のDIMMと価格が逆転したのは、筆者の知る限り、これが初めてだ。台風を避けて11日(金)に調査した際も、一部ショップで税込11,000円の大幅特価が見られた。

このほか、DDR4-3200は392円安の税込15,158円、DDR4-3600は1,400円安の税込14,980円。どちらも税込16,000円~17,000円前後が中心だ。

8GB×2枚組もDDR4-3000が最も安く、前回比2,000円安の税込5,980円に下落。こちらも10月11日(金)の調査で税込6,200円を付け、8GB×2枚組のDIMM全体で最安だった。中心価格帯は税込10,000~11,000円前後で、やはり特価との差は大きい。一方、DDR4-2666は1,252円安の税込6,028円で、DDR4-3000とは僅差ながら、中心価格帯との差は比較的小さく、税込7,000円~8,000円台が多く見られる。

新製品としては、CFD販売からゲーマー向けブランド「CFD Gaming」の製品として、上位の「HX1」シリーズに属するDDR4-3600 8GB×2枚組が発売。RGB LEDによる発光機能が特徴で、最安値は税込10,978円だ。

「CFD Gaming」には「CX1」シリーズもあり、こちらは光らないが、お値段が比較的手頃。調査時点の最安値は、DDR4-3200の16GB×2枚組が税込17,028円、8GB×2枚組が税込8,778円、DDR4-2666の16GB×2枚組が税込15,378円、8GB×2枚組が税込8,228円となっている。

SO-DIMMで最も安価なのはDDR4-2666で、16GB×2枚組は1,600円安の税込12,980円に下がり、中心は税込17,000円台だ。8GB×2枚組は180円安の税込5,700円で、中心は税込8,000円台。このほかはDDR4-3200がやや値上がりし、DDR4-2400は上昇と下落が混在といったところだ。