クワッドカメラと美しいボディーが特徴なOPPO最新モデル「Reno 2」と「Reno Ace」をチェック

日本へ次々とスマートフォンを投入しているOPPO。海外では早くも新しいフラッグシップモデルが販売されています。日本でも発売中のペリスコープカメラを搭載した「Reno 10x Zoom」の後継機として「Reno 2」そして「Reno Ace」の2機種がOPPOの母国、中国で販売されています。どちらもカメラ機能をブラッシュアップし、ボディーデザインにさらなる磨きをかけた魅力的なモデルです。その外観を中心に2機種を見てみましょう。 OPPO Reno 2

Renoといえばフロントカメラを収納式にしてディスプレイの全画面化を果たしたReno 10x Zoomのギミックに魅了された人もいるでしょう。Reno 2はその姉妹モデルと言える製品。フロントカメラの扇形に開くピボットライジングカメラをそのまま引き継いでいます。CPUはSnapdragon 730に落とされているもののRAM8GB、ROM128/256GBとメモリ周りは余裕の設計です。

ディスプレイサイズは6.5インチと0.1インチ小さくなりましたが、解像度は2400x1080ピクセルとわずかに縦伸び、アスペクト比も20:9へと拡大。これにより本体サイズは160 x 74.3 x 9.5 mmと、Reno 10x Zoomの162 x 77.2 x 9.3 mmより若干スリムになりました。

カメラは4800万画素F1.7(26ミリ・ワイド)+1300万画素F2.4(望遠)+800万画素F2.2(13ミリ・ウルトラワイド)の構成。これに200万画素の深度測定カメラを加えたクワッド仕様。ペリスコープカメラの搭載は無くなりましたがハイブリッド5倍、デジタル20倍と余裕の望遠性能を誇ります。本体重量は標準的なカメラを搭載したことで210g 189gへ10%減量化され持ちやすくなっています。

フロントカメラは1600万画素とReno 10x Zoomをそのまま引き継いでいます。

さて攻めているなと感じさせてくれるのが背面の仕上げ。Reno 2には3色のカラバリがありますが、暗色系の2色は高級感というよりも美しさを増した仕上げになっています。色の名前は英語もありますがここは中国語のまま表記したいもの。「深海夜光」は暗い海の中に発光する魚が泳いでいるイメージでしょうか。背面中央真ん中に張り付けられたエンブレム部分の周りが青く光り輝くような仕上げ。美しいとしかいいようがありません。

こちらは海洋之心。より青さを強めた仕上げで海の色そのものと言えるのかも。Reno 10x Zoomはグリーンやブラックの落ち着いた仕上げでしたが、Reno 2は逆に光沢感を高めさらに独特のグラデーションを加えて「映える背面」にしているわけです。中国メーカーのスマートフォンはここ1-2年で美しい背面のモデルが増えており、クリアケース以外を付けるのがもったいないと思えるほど。Reno 2はその代表といえる色仕上げといえます。

OPPO Reno Ace

Reno AceはReno 10x Zoomの派生モデル。CPUは同じSnapdragon 855ですがカメラはReno 2と同じ4800+1300+800+200万画素のクワッド仕上げ。フロントカメラも同じ1600万画素ですがディスプレイの上部に埋め込んだ形状となっています。ハイスペックながらフロントカメラ部分を簡素化しているわけ。

カメラはReno 2同様に縦に4つのレンズを並べていますが、カメラ部分全体がやや出っ張った形状となり背面の印象は少し異なります。本体サイズは161 x 75.7 x 8.7 mm、ピボットライジングカメラ非搭載により本体の厚みを薄くしています。重量は200gでReno 2とReno 10x Zoomのちょうど中間といったところ。

背面仕上げはReno 2よりもおとなしくなっています。なお写真のStarry Blue以外にPsychedelic Purpleのカラバリがあり、そちらは青と紫のツートンをグラデーション仕上げした色合い。今回は中国、深センのOPPOストアで実機を見たのですがそちらのモデルの展示はありませんでした。

ちなみにこちらがPsychedelic Purpleモデル。ファーウェイの一部の製品にも似た仕上げのモデルがあります。

大手メーカーは春と秋に2つのフラッグシップモデルをリリースするのが最近の習わしです。OPPOは春先のReno 10x Zoomのペリスコープカメラ搭載モデルに加え、秋にはクワッドカメラのハイエンドとミッドハイエンドモデルを投入してサムスンやファーウェイの最新モデルに負けない製品展開を図っているわけです。Renoシリーズはさらに他のモデルも登場しており、OPPOの一大ブランドに育ってきました。日本にもぜひ次々とRenoの新製品を投入してほしいものです。