映像・ゲーム・写真、描画性能に驚く13.4型ノートPC「XPS 13 2in1」

デルの13.4型ノートパソコン「XPS 13 2in1」(関連記事)は、作業効率があがる16:10という少し縦長のディスプレーや、Dolby Visionに対応するコンテンツが楽しめるのが特徴のモバイルノートパソコン。薄型のカッコいいデザインで堅牢性を兼ね備える筐体も魅力となっている。

さらに、XPS 13 2in1は第10世代Coreプロセッサーを搭載。構成の異なるモデルを多数ラインアップし、用途に合わせて丁度良いスペックと価格のモデルが選択できる。解像度も、1920×1080ドットと3840×2400ドットから選ぶことが可能だ。

今回は、Core i7-1065G7、16GBメモリー、512GB SSDという構成の「New XPS 13 2in1 プラチナ(ブラック)」を試用した。価格はOfficeなしモデルで21万9978円(10月24日現在)だが、ウェブ直販サイトでクーポンを利用すると18万2581円で購入できる(10月24日現在)。この構成でどれくらいの性能を持っているのか、ベンチマークをチェックしてみた。

第10世代CoreにNVMe対応SSD
普段使いはもちろんまったく問題なし、OSの起動は爆速!

XPS 13 2in1でもっとも気になるのが、第10世代CoreのCore i7-1065G7の性能だ。CPUの性能はもちろんだが、内蔵GPUのIntel Iris Plus Graphicsの性能もかなり気になる。

まずは、CPUの性能をチェックするために、CGのレンダリング性能から独自のスコアを算出するベンチマークソフト「CINEBENCH R20」を計測した。結果は、CPUが1486pts、CPU(Single Core)が457ptsという結果だった。

4コア/8スレッドなので、6コア/12スレッドのCore i7-9750Hなどと比べるとスコアは低い。しかし、2世代前のモバイル向けCPUであるCore i7-8550Uと比べるとだいぶスコアが伸びているため、重い写真・動画編集などでなければCPUの性能がネックになることもないだろう。また、Single Coreは、Core i7-9750Hと同じくらい、2世代前のCore i7-7700Kに迫る高めの数値が出ている。

ストレージ速度を計測できるCrystalDiskMark 6.0.2では、シーケンシャルリードで2318MB/秒という結果になった。NVMe対応のSSDを採用しているだけあって、かなり高速だ。実際に使っていても電源ボタンを押してからOSが立ち上がるまでの時間などは爆速。容量は用途によっては少ないと感じるかもしれないが、速度でストレスを感じることはほとんどないだろう。

Intel Iris Plus Graphicsの性能に驚き

グラフィックスの性能はまず「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」をチェック。フルスクリーン、最高品質、1920×1080ドットで計測したところ7660(とても快適)という結果になった。今まで多くのスタンダードノートやモバイルノートでドラゴンクエストX ベンチマークを計測してきたが、CPU内蔵GPUで「とても快適」というスコアになったのは、記憶が正しければ初。このくらいの負荷のMMORPGであれば、快適に遊べるといっていいだろう。

ドラゴンクエストXより負荷が高い「ファイナルファンタジーXIV:漆黒の反逆者(ヴィランズ) ベンチマーク」では、高品質(ノートPC)、フルスクリーン、1920×1080ドットという設定で3577(快適)という結果になった。さらに、標準品質(ノートPC)に設定を変更して計測したところ、4242(快適)になった。

詳細をみてみると、平均フレームレートが高品質(ノートPC)だと24fpsで、標準品質(ノートPC)だと29fpsだった。標準品質(ノートPC)であれば、平均30fps近いフレームレートで遊べるというのは、スタンダードノートだと設定変更を推奨される結果も少なくないだけに、かなり驚きの結果だ。CPU内蔵CPUであっても、軽めの写真編集や動画編集などはサクサクこなせると思われる。

描画につよいXPS 13 2in1

XPS 13 2in1は、HDRやDolby Visionによってハイクオリティーな映像が楽しめるうえ、Intel Iris Plus Graphicsの高い性能により軽めのMMORPGやブラウザーゲーム、写真・動画編集が快適に楽しめる、描画につよいモバイルノートパソコンだ。仕事だけでなく、エンタメもまとめて楽しむモバイルノートパソコンがほしいという人は、XPS 13 2in1を検討してみてはいかがだろうか。