映像美と堅牢性高めのスリムボディーが魅力の第10世代Core搭載ノートPC

デルが販売する「New XPS 13 2in1」は、第10世代のCoreプロセッサーを搭載した13.4型ノートパソコン。スタンダードモデルは、CPUがCore i3-1005G1、メモリーが8GB、ストレージが256GB SSDといった構成となっている。

今回お借りした「New XPS 13 2in1 プラチナ(ブラック)」は、CPUがCore i7-1065G7、メモリーが16GB、ストレージが512GB SSD、GPUがインテル iris Plus グラフィックスといった構成のハイエンドモデルである。価格は19万9980円(税抜)だが、クーポンを使用することで16万5983円(税別)で購入可能だ。

今回は、New XPS 13 2in1の外観について紹介しよう。

■New XPS 13 2in1:外観のポイント

・堅牢性とエレガントさを両立させたスリムボディー

・趣味と仕事を彩る13.4型ディスプレー

・左右の幅をギリギリまで狭めたフルサイズキーボード

・Thunderbolt 3を2基搭載したインターフェース

堅牢性とエレガントさを両立させたスリムボディー

まずは、New XPS 13 2in1のボディーからチェックしていこう。プラチナシルバーのボディーは削り出しアルミ素材を採用し、エレガントな印象を与えている。試用機の内装はカーボンファイバーを採用したブラックだが、グラスファイバーを採用したアークティックホワイトも選択可能だ。

2in1タイプで、ディスプレー部分を360度回転できる。通常のノートパソコンスタイルをはじめ、テントスタイル、スタンドスタイル、タブレットスタイルと、状況に合わせてディスプレーのスタイルを自由に変えられる。例えば、テキストを作成するときはノートパソコンスタイル、動画を鑑賞するときはスタンドスタイルといった使い方ができる。

本体サイズはおよそ幅296×奥行207×高さ7~13mmで、重量は約1.33kg。とてもスリムな筐体だが、アルミらしいどっしりとした重みが少し気になる。とはいえ、最近の超軽量な13.3型ノートパソコンと比べてちょっとだけズッシリしてるなと感じるレベルなので、サイズを考慮すると十分モバイルとして使用できる軽さではある。

側面部にはダイアモンドカットが施されており、輝かしい光沢を与える以外にもコネクターの傷を防止する働きも担っている。このように、堅牢性とエレガントさを兼ね備えた筐体に仕上がっていると感じた。

趣味と仕事を彩る13.4型ディスプレー

New XPS 13 2in1の13.4型ディスプレーはグレアタイプだが、500nitの輝度によって屋外など明るい場所でも鮮明な映像を表示できる。そのうえ、XPSシリーズを象徴する超狭額ベゼルを採用し、没入度を重視し広い視野角も実現している。

縦横比は16:10で、一般的である16:9よりも少し縦長になっている。ウェブブラウジングや文書作成時、上下にスクロールする作業を快適にするための考慮だと思われる。そのほか、ブルーライトを削減しつつ鮮明な色を維持する「Eyesafeテクノロジー」も搭載。作業の効率化と健康を意識した設計を採用している。

解像度は1920×1200ドットか3840×2400ドットを選択可能で、試用機は前者となっている。また、最大40倍以上の輝度を表現できる「Dolby Vision」に対応。実際にYouTubeやNetflixで鑑賞してみたところ、色彩豊かな映像美を堪能できた。

左右の幅をギリギリまで狭めたフルサイズキーボード

続いて、New XPS 13 2in1のキーボードをチェック。バックライト付きのフルサイズキーボードで、「MagLev(磁気浮遊)」を採用している。旧世代モデル(2018)とくらべて、左右の幅がギリギリまで狭まっているのが大きな変化といえる。無駄なスペースを省いたことで、エンターキーなどよく使うキーの大きさもしっかりと確保できている。そのほか、ガラスボタンを内蔵したタッチパッドや、指紋認証センサーを内蔵した電源ボタンも搭載している。

Thunderbolt 3を2基搭載したインターフェース

最後に、インターフェースについて解説しよう。右側面にはThunderbolt 3(USB Type-C)と3.5mmヘッドフォン/マイク コンボジャック、左側面にはThunderbolt 3とmicroSDカードリーダーを搭載。

Thunderbolt 3は左右合わせて2基搭載し、電力供給(PowerDelivery)およびDisplayPortに対応している。初めて使用したとき、端子が少ない点が気がかりだった。だが、幸いにも変換アダプターが付属されているので、USB Type-A対応の周辺機器を使用したい場合でも一安心だ。それでも物足りない場合は、Thunderboltドックなどを購入すれば、より快適に使用できる。