インテル、新Core Xと新Xeon Wプロセッサを発表 高速化し大幅値下げ

米インテルは18コアのCore i9 Extreme Editionを含む第9世代Core Xシリーズを発表しました。また、新たなXeon Wシリーズも同時登場しています。

まず第9世代Core Xシリーズは10コア/12コア/14コア/18コアモデルの全てで、ブースト時に最大4.8GHz駆動が可能。インテルによると、前世代モデルと比べてMayaや3DS Maxでのレンダリング速度が7%向上しています。またディープラーニング処理などに関わるAI(人工知能)の処理性能も倍になっています。

プロセッサには72レーンのPCI Express 3.0、WiFi 6、高速な有線LANが統合されています。インテルはPCIe 4.0へと年内には対応しない予定ですが、NVMe SSDの速度は改善されています。

Core Xシリーズは10コアのCore i9-10980XEが590ドル(約6万3000円)、18コアのCore i9-10980XE Extreme Editionが979ドル(約11万円)。たとえば2000ドル(約21万円)だった18コアの第8世代Core i9-7980XEに比べて、大幅に値下げされているのも特徴です。

さらに、インテルはXeon W-2200シリーズも同時発表しています。これは3Dレンダリングにおいて前世代から10%、4K動画編集において11パーセントの性能向上を実現し、AI処理では2.2倍のパフォーマンスとなっています。

18コアのXeon W-2295は1333ドル(約14万円)、10コアモデルは778ドル(約8万4000円)と、こちらも前世代モデルに比べてかなり廉価に投入されます。