OPPOの次期スマートフォンは65Wの高速充電技術を搭載へ

中国OPPOはスマートフォン向けの65Wでの高速充電技術「SuperVOOC 2.0」を公開しました。この技術は、同社の次期スマートフォンへの採用が予定されています。

OPPOによれば、SuperVOOC 2.0を利用すれば4000mAhのバッテリーをわずか30分で充電できます。そして、この技術は10月10日の発表が予定されているゲーミングスマートフォン「Reno Ace」への採用が明言されているのです。

具体的には、SuperVOOC 2.0では半導体に窒化ガリウム素材を採用。OPPO「Find X」の一部モデルに採用されたSuperVOOCでは3400mAhのバッテリーを35分で充電できましたが、SuperVOOC 2.0ではさらに性能を向上させつつ、充電アダプタのサイズの小型化にも成功しています。

このような高速充電技術は他社も積極的に導入をすすめており、韓国サムスンの「Galaxy Note10+」では45W、中国Vivoの「NEX 3 5G」では44Wでの充電が可能です。そして、今回のSuperVOOC 2.0はそれらを大幅に上回ることになります。

さらに、OPPOは30Wの高速ワイヤレス充電技術「Wireless VOOC」も発表しています。こちらでは、4000mAhのバッテリーを80分で満充電できるなど、なかなかの性能です。さらに、5W/10WのQi準拠によるスマートフォンのワイヤレス充電にも対応しており、またトラブルを招く金属片の検知機能も備えています。

なお、中国シャオミは100W、Vivoは120Wの高速ワイヤレス充電技術のデモも公開しています。このことから、今後も高速ワイヤレス充電技術はますますスペックを上げつつ、普及することが予測されます。