次期iPad Pro、iPhone 11 Proと同じくトリプルカメラ?最終設計とされるダミー写真がリーク

iPhone 11シリーズが発表された後、しだいに注目を集めつつある次期iPad Proのゆくえ。その最終設計に基づくとされるダミー写真が公開されています。

アップルのインサイダー情報に詳しいSonny Dickson氏は、以前もiPadハードウェアにつき繰り返し信頼できる情報をもたらしたというソースから入手したものとして、上記の写真をサイト上でお披露目しています。Dickson氏はアップル純正ワイヤレス充電マットAirPowerの開発プロジェクトが行き詰まっていることを早くから指摘し、発売中止の可能性を示唆していた人物です。

次期iPad Pro最終形といわれるダミーの背面には、iPhone 11 Proに搭載されたものとよく似た「正方形のバンプ(出っ張り)内に収められたトリプルカメラ」が確認できます。Dickson氏いわく、このハードウェア設計はクリエイティブな映像プロフェッショナルに同様の長所、すなわち「スマホでも一眼並み」といわれたメリットの提供が期待されているとのこと。

こうした設計は「iPadのプロユーザーに1台だけで4K品質の映像を快適に撮影および編集できるデバイスを提供する」アップルの意図に沿ったもの。さらにDickson氏は、Macに追加のハードウェアをあれこれ繋ぐ準備作業から解放されて、外出先で自由に仕事が出来るようになると述べています。

今回の映像で注目すべき点の1つは、iPhone 11 Proにあった3つのカメラレンズを覆うガラスカバーがないこと。これがiPad Proならではの独自要素を示唆しているのか、それとも最終形とされつつも一部を省略して再現されているのか、現時点では明らかではありません。

次期iPad Proが背面トリプルカメラを搭載するとの噂は、米Bloombergが報じていたほか、海外でも定評あるMacお宝鑑定団Blogが中国サプライヤーからの話として伝えていました。

各社スマートフォンのフラグシップモデルはカメラの性能アップを競い合う一方で、タブレットでは2眼以上のカメラが搭載された前例は、サムスンのGalaxy Tab S6の他はあまり見ません。しかし米アップル関連情報サイト9to5Macは、大きなディスプレイは厳密にフォーカスを合わせ、正確なフレーミングを必要とする(プロ向けの)写真には役立つと指摘しています。

年内に発売が有力視されているアップル新製品は、他に完全新規設計の16インチMacBook Proや純正忘れ物防止タグ、A12プロセッサ搭載の新型Apple TVなど複数あります。新型iPad Proを含むそれらをまとめて、今年も10月(かそれ以降)にイベントを開催して一挙に公開するのかもしれません。