ALIENWARE、近未来的な「レジェンド」デザインを採用したゲーミングPC「NEW ALIENWARE Aurora」を発表

デルは、幕張メッセで開催された日本最大のゲームイベント「東京ゲームショウ2019」で、9月12日にDELL グローバルエグゼクティブによるメディア向け発表会を実施。そこで、ゲーミングブランドALIENWAREとデルの新製品を発表した。

今回のイベントに登壇したデル テクノロジーズのレイ・ワー氏によると、2015年の予測されたゲーミングPCのマーケットは、2018年末まで300億ドルに達すると言われていた。現在はそれが360億ドルにまで拡大しているが、このペースで推移していくと2021年には、410億ドルにまで到達する。

一方、日本のゲーミングPCの売り上げ推移は2017年から2018年で12パーセント増加している。ALIENWAREとデルの出荷台数も、過去1年半で急速に成長。2018年から2019年上半期では50パーセント以上成長しており、2年連続で国内シェアNo.1を獲得している。

「レジェンド」デザインを採用のゲーミングデスクトップPC「NEW ALIENWARE Aurora」

今回のイベントで最初に発表されたのが、「レジェンド」デザインを採用した、ゲーミングデスクトップPCの「NEW ALIENWARE Aurora」だ。デザインが新しくなり、システム内のエアフローが大幅に改善され、CPUの温度上昇を抑えて全体的なパフォーマンスも改善されている。

どこか未来的でジェットエンジンにも似たデザインの筐体だが、その特徴のひとつが、パーツをアップグレードしてくユーザーのことを第一に考えられたツールレス設計だ。内部へのアクセスも容易で、メンテナンスやパーツの変更がしやすいのである。

CPUは、第9世代のインテル Coreプロセッサーを搭載。NVIDIA GeForce GTXまたはRTXのグラフィックカードと、KingstonのHyperXメモリーを搭載している。発売は9月12日で、価格は14万9980円から(税別・送料込み)。

Gシリーズ初のデスクトップPC「New Dell G5 ゲーミング デスクトップ」

GシリーズのノートPCが好調なデルだが、購入しやすい価格帯のゲーミングデスクトップPCを求めているゲーマー向けに、Gシリーズブランドをデスクトップにまで広げることが発表された。今回発売された「New Dell G5 ゲーミング デスクトップ」は、上位モデルにCPUに第9世代のインテルCore i7 9700Kを搭載。グラフィックカードはNVIDIA GeForce GTXまたはRTXが採用されており、ゲームだけではなくVRにも対応している。

ツールレスで拡張やアップグレードが行え、内蔵のストレージベイを追加することもできる。冷却デザインと「ALIENWARE COMMAND CENTER」で4種類のサーマルモードオプションの選択ができる。これより、ゲームや仕事、動画視聴などの場面に合わせて調整することが可能だ。

従来までのゲーミングデスクトップPCというと、どうしても派手なLEDなどが目立つデザインのものが多い印象だが、黒を基調にブルーのラインが入ったシンプルなものになっており、自宅だけではなくオフィスでも使用することができそうだ。

こちらは9月12日発売で、価格は10万2980円から(税別・送料込み)。

大画面で薄くて速い!55インチ有機EL採用のゲーミングモニター「AW5520QF」

とにかく見た目のインパクトが強烈だったのが、デル初の55インチ有機ELゲーミングモニター「AW5520QF」だ。こちらも「レジェンド」デザインが採用されており、AMD Radeon FreeSyncによりテアリングやアーティファクトといったグラフィックの湾曲を最小限に抑えることができる。0.5msの応答速度と120Hzのリフレッシュレートを実現しており、ただ画面が大きいだけではなくゲームプレイも快適に行えるのが最大の特徴だ。

98.5パーセントのDCI-P3カラー バレッジによる色精度と深度により、ゲームが本来持っている本当の意味での色を体験することができる。解像度は4K UHDで、近くでプレイしているときだけではなく、離れた場所に座ってカジュアルに楽しむことが可能だ。これだけ高性能でありながら、価格は35万900円(税別・送料込み)と比較的安価に設定されているところも嬉しいポイントだ。こちらの発売は10月2日から。

WQHD解像度の34インチ曲面ゲーミングモニター「AW3420DW」

34インチの曲面ゲーミングモニター「AW3420DW」も発表。こちらは、没入感の高い1900R曲面にWQHD解像度のモニターを採用している。IPS Nanoカラーテクノロジー搭載により、応答時間2msを実現。リフレッシュレートは120msで、ゲームも滑らかにプレイすることができる。4ゾーンでカスタマイズできるAlienFX照明とゲーム中心のOSDも搭載。スタンドは高さ調整ができ、スマートにケーブルの管理も行える。発売は10月23日で、価格は12万350円(税別・送料込み)。

リフレッシュレート165Hz の32インチ曲面ゲーミングモニター「S3220DGF」

同じくこちらも曲面モニターだが、Dell Sシリーズとして発売されるのが「S3220DGF」だ。視野角度が強化された曲面1800Rスクリーンを採用。最大リフレッシュレートは165Hzで、高速なゲーム体験ができるのが特徴だ。FDHと比較して、77パーセント多くのゲームコンテンツが表示できるQHD解像度や、AMD Radeon FreeSync2 HDRにより、滑らかで低レイテンシーの映像が楽しめる。発売は9月25日で、価格は5万8200円(税別・送料込み)。

リフレッシュレート240Hzの27インチゲーミングモニター「AW2720HF」

スピード優先の新たなIPSテクノロジーと240Hzのリフレッシュレート、AMD Radeon FreeSyncにより、わずか1msの応答時間を実現した27インチゲーミングモニターの「AW2720HF」。広視野角と99パーセントのsRGBカバレッジを実現しており、非常に見やすいのが特徴だ。発売は10月23日で、価格は5万7300円(税別・送料込み)。