リモコン対応ペンでiPad Proを超える!? Galaxy Tab S6は手書き文字認識も可能

IFA2019のサムスンブースにはGalaxy Tab S6が展示されていました。スタイラスペンとキーボードカバーを装着することでノートPCのように使えるだけではなく、ペンを使った手書き文字認識やリモコン機能など、Galaxy Note10と同じペン操作に対応しています。

Galaxy Tab S6の画面サイズは10.5インチ2560x1600ピクセル。正面から見た形状は普通のタブレットと変わりません。

背面は左側にスタイラスペンが装着されていることがわかります。このペンはGalaxy Noteシリーズと同じ、ワコムの技術を採用したスタイラスペン「Sペン」です。Sペンは充電不要で手書きや画面タッチ操作が行えます。

しかしGalaxy Tab SのSペンはGalaxy Note10同様にBluetoothを内蔵しており、カメラのコントロールなどのリモコン操作が行えます。そのBluetooth機能を使うためにこのSペンは充電できるようになっています。充電は本体背面にマグネットで装着するだけ、ワイヤレスです。

Galaxy Tab S6にはカバーが出ていますが、そのカバーを見ると背面に膨らみがあります。

カバーの上端はSペンを装着したまま収納できるようになっているわけです。

カバーはブック型と、キーボード一体型が用意されます。キーボード型とは本体側面の接点で接続することでキーボードから入力を可能にします。

さて基本的な機能はタブレットとして一般的なものばかり。しかしSペンを使ってタッチや手書きができるだけではなく、一部のアプリはSペンを上下左右に振ったりペンのボタンを押すことでアプリの操作ができます。カメラのリモコンとして使うのが一番便利そうです。

また手書きではSペンで書いた文字をタップするだけでテキスト変換できます。

大きい画面に紙のノートのような感覚でメモを書いていって、どんどんテキストにできるわけです。Galaxy Note10と同じ機能ですが、Galaxy Tab S6は画面が大きいので机の上において長時間手書きするのも苦にはなりにくそうです。

なお同じSペンを採用する「Galaxy Note10+」にGalaxy Tab S6のSペンで書き込みを行ってみましたが、そのまま書くことができます。Bluetoothのペアリングができないのでリモコン機能は使えませんが、Galaxy Note10で手書きを多用する人は、さいずがより太いGalaxy Tab S6のSペンを別途買って使うのもよさそう。

サムスンブースでは子供が長時間かけて塗り絵を楽しんでいました。ペンの書き心地や反応は長年ペンタブレットを手掛けてきたワコムのものだけにかなり良好です。Apple Pencilとは書き味が異なりますが、レスポンスも早く、デジタイザの位置にズレも無いため、デザイン系の用途にも十分使えるでしょう。

ところでブースで一通り機能を試していたところ、そばにいたドイツ人の若者たちがSペンで画面に文字を書いては笑いながら楽しんでいました。近寄って話しかけると「日本語がかけるよ!」と喜んでいる様子。手書きですがどうやら初めてタブレットにひらがなを書いたようです

「テキストにできるよ」と、設定を変えて画面タッチして日本語テキスト変換を行ってあげたところ「そうそう、こんな文字だ!」とさらに喜んでくれました。Galaxy Tab S6は国際交流にも一役買えるかもしれませんね。しかし彼らがどうしてひらがなをかけたのか。変換した日本語を見てみると、、、日本のアニメはドイツでもしっかりと人気なんですねえ。