約1.119kgのIGZO液晶採用13.3型ノート「dynabook S6/S3」

Dynabook株式会社は9月10日、重量約1.119kgの13.3型モバイルノート「dynabook S6」および「dynabook S3」を発表した。11月中旬発売予定で、税別店頭予想価格は前者が14万円台半ば、後者は11万円前後の見込み。本体色はモデナレッドとデニムブルーの2色を用意する。

同社の1kgを切る軽量モバイルノート「dynabook Gシリーズ」の技術と品質を受け継ぎつつ、低価格化を図ったカジュアル寄りの製品。Gシリーズについては別記事(Dynabook、有線LANやHDMIも搭載し779gの13.3型ノート)を参照。

dynabook S6はCore i5-8250Uを、S3はCeleron 3867Uを搭載。CPUの放熱効果を上げるため、底面には排気口からの熱が吸気口に入らないように工夫したゴム足が設置されており、性能低下を防止。バッテリ駆動時間は約9.5時間で、30分の充電で約4時間分の電力を確保可能な「お急ぎ30分チャージ」に対応する。

米国防総省が定めるMIL-STD-810G規格と、ドイツの第三者認証機関であるTUVの試験をパスしており、落下/面加圧/温度/衝撃/防滴など、さまざまな難関に耐えうる堅牢性を有している。さらに、何度も開閉が行なわれる液晶カバーやキーボード部分にも金属プレートを入れることで強度を確保した。

液晶ディスプレイは高い輝度や鮮やかさをウリとするシャープのIGZOを採用。非光沢パネルが使われており、外光の映り込みが少ないため、場所を選ばず利用できる。解像度は両製品ともフルHD(1,920×1,080ドット)。

生体認証機能のWindows Helloをサポートする指紋認証センサーや、薄型ながらGigabit Ethernetポートを装備。USB 3.0 Type-CポートはUSB PD(Power Delivery)に対応しており、付属のACアダプタ以外にも給電手段が用意されている。

キーボードは防滴仕様で、キーボード下の防水フィルムが内部への水の浸入を遅らせることにより、シャットダウンまでの時間を確保可能にする。また、キートップに0.2mmのくぼみをつけることで指先がフィットして入力がしやすい形状になっているのも特徴。