これはアリかも…Androidアプリも動くSailfishベースのOS、Huaweiが採用か

にわかにオモシロくなってきた?

もしやの事態に備えて、独自のOS開発にまで着々と手を打ってきているHuawei(ファーウェイ)ではありますけど、iOSでもAndroidでもないOSって、さすがに自分が使うのは抵抗ありません? だって、まだ海のものとも山のものともわからないわけですし、そもそも使えるアプリに制限を受けるのもね~。

そんな興味はあっても、きっと手は出したくないと内心感じていたHuaweiのモバイルOSの立ち位置に、大きな変化が生じそうですよ。このほどReutersは、Huaweiがロシアの通信省と交渉を進め、36万台ものHuawei製のタブレットに、ロシアのAurora OSを採用し、来年に提供を準備していると報じました。すでにAurora OSが搭載されたタブレットのサンプルまで用意されており、着々と計画は進みそうなんだとか。

Aurora OSなんて、またよく知らないOSだって感じたかもしれませんが、実は元々はフィンランドのJollaが開発したSailfish OSのロシア語版となっています。このSailfish OSの評判は一部で非常に高いものもあり、Androidアプリがサポートされているほか、独自のアプリストアなどなども、すでにそろっているみたいですね。なによりも、あのNokiaで「N9」の開発に携わったメンバーが、LinuxベースでモバイルOSを作り上げたとあって、その高い完成度が話題になったり、なんとXperia向けのOSが用意されるなどもしてきました。実は使ってみたかったというギズ読者の皆さまも少なくないのでは?

これはパイロットプロジェクトだ。Huaweiの製品にAurora OSを搭載する、最初のステージになると位置づけている。

こんなふうにとある匿名の情報筋が、Reutersに対して語っているそうです。たとえGoogleのAndroidは使えなくなっても、Sailfish OSベースのスマホやタブレットが、続々とHuaweiからリリースされていけば、これなら安心ってユーザーが引き続き使ってくれたり、あるいは逆に人気を呼んで、世界でSailfish OS陣営のスマホユーザーが増えていったり…そんな展開もアリなのかもしれませんよね?