ソニーがスマホ不要で耳を塞がないコミュニケーションイヤホン NYSNO-100発表

ソニーは8月26日、耳に装着するだけで会話できるスマホ不要なウェアラブルコミュニケーションギア「NYSNO(ニスノ)-100」を発表しました。

ソニーのスタートアップ創出プログラムSSAPのプロジェクトとして、クラウドファンディングサイト「First Flight(ファースト・フライト)」にて支援を募集します。

NYSNO-100は、ソニー独自の「グループトーク」機能を搭載しており、予め互いに登録したNYSNO-100を装着した人同士が、2者間通信距離最長約500mの範囲で同時会話を楽しめる製品。最大3名で会話することができます。

だだし、ソニービジネスソリューションが提供するスマホアプリ「Callsign」を使うことで、会話できる人数や距離を無制限に拡張できるとのこと。NYSNO-100は発話専用ボタンも搭載しており、スマホを操作することなく会話できます。

また、ソニーのイヤホンでお馴染みの、耳を塞がずに周囲の音を拾える構造アンビエントイヤーピースや風切音を軽減する内蔵マイクなど、これまでソニーがオーディオ開発で培った技術を踏襲しています。

さらに、海水にも対応した防水性能や防塵、耐衝撃、耐低温性能を備えるとともに、激しい運動をしても外れにくいイヤーハンガーが付属しています。スノースポーツやサーフィン、マウンテンバイクといったアクティブなスポーツシーンでも活用できるとしています。

ソニーは過去にも「NYSNO-10」というヘルメット型の端末を開発していますが、今回のNYSNO-100ではハンズフリー通話という機能はそのままに、コンパクトなイヤフォンの形状に仕上げたということです。

プロジェクトの目標金額は5610万円で、早期割引1万4000円からのプランが用意されています。商品の発送は2020年6月以降となる見込みです。