ARマイクラ Minecraft Earth、Android版ベータは今週リリース

スマホで遊ぶARマイクラこと Minecraft Earth (マインクラフトアース)、Android版ベータは今週リリース予定です。

マイクラアースはスマホをかざすと現れる仮想ブロックを積み、できた作品にリアルサイズのARで入り込んで一緒に遊べる新しいマインクラフト。

ポケモンGOのように現実世界でブロックやモブを集める要素、特定の場所に現れる採掘や戦闘などのクエストをフレンドと協力してクリアする要素もあります。

マイクラアースは現在、シアトル・ロンドン・ストックホルム・東京・メキシコシティの5都市で、招待制のクローズドベータテストを実施中。iOS版は7月に先行リリース済みです。

iOS版では、ベータ開始から続いていたゲームデータを今週で一旦リセットすることが告知されていました。

Android版のリリースにあわせて、サーバサイドと全プレーヤーの進捗をリセットしてベータを続けるためと思われます。

ベータ版を遊ぶための事前登録はマイクロソフトのMinecraft Earth公式ページから。ほかのクロスプラットフォームのマインクラフトと同じく、無料のマイクロソフトアカウントかXbox Liveアカウントを持っているまたは作成する必要があります。

ほかの条件は18歳以上であること。上記の5都市以外に在住している場合、仮に当選してログインしても、ゲームに入っても何も現れないため積むブロックがなく、ほとんど遊べません。

(厳密に東京都内のみではなく、周辺の県に移動してもある程度の範囲までタッパブル(マップ上のリソース)はポップしましたが、関西圏まで移動すると何もありませんでした。)

Android版の要求仕様はOSがAndroid 7以降、かつ ARプラットフォームの ARCore に対応する機種。

マインクラフトアースは Android でも iOS でも同じゲームを一緒に遊べますが、iOSのみ、この秋以降に先進的なAR技術「オクルージョン」に対応する予定です。

オクルージョン(隠蔽)は、手前にいる人などの後ろにARが隠れるように表示する技術。現在の一般的なAR技術では、カメラ画像にコンピュータで描いた仮想の物体を重ねているため、人などと重なると前後関係や奥行きの感覚がおかしくなることがあります。

たとえばポケモンGOのARでポケモンと記念写真を撮るとき、数メートル先にいるはずのポケモンに手をかざすと、ポケモンが手前に被さって表示されるため、急に手乗りサイズに見えるなど。

iOSでは今秋リリース予定の最新版 iOS 13 から、人間にかぎって前後関係が正しく表示される「ピープルオクルージョン」に対応します。これが使える場合、上の画像のように、ARのマイクラ世界に入り込んだような表示が可能です。

オクルージョン非対応の場合、ブロックに隠れて人が見えなくなるか、遠くの窓に手前にいる人が映り巨人のように見えたりします。

あくまで自分以外の人がARと重なる際の表示に限られるため、ゲーム性に重要な違いはないはずですが、マイクラ世界に入り込んだ写真や動画を撮って楽しみたい場合、今のところは iPhone X / XS / XR またはこの秋の新機種が必要です。