これは「製品化できそうな三つ折り」か。Z型フォルダブルスマホの特許をLGが出願

韓国LGエレクトロニクスが三つ折りスマートフォンの特許を出願していたことが、海外報道により判明しました。注目は三つ折りというだけでなく、その形状。「Z型」とも呼ぶべき展開方法をする構造なのです。

オランダ語テックサイトのLetsGoDigitalが発見したこの特許出願では、折り曲げ可能な折りたたみスマートフォンと、その背面から展開されるもう一つのスクリーンによって、3画面分の表示エリアを実現した端末が説明されています。

このように「Z型」に折りたたむ三つ折りスマートフォンでは、持ち運び時でも展開時でもディスプレイと背面カメラが利用できるというメリットがあります。一方、中国シャオミが公開した観音開き型の三つ折りスマートフォンのデモ端末では、折りたたみ時に背面カメラが利用できません。

折りたたみスマートフォンは韓国サムスンが「Galaxy Fold」を、中国ファーウェイが「HUAWEI Mate X」を発表しており、両者ともにこれ以上延期がなけば今年後半には発売が開始される予定です。一方で、三つ折りスマートフォンを正式に発表しているメーカーはこれまでありませんでした。

しかし今回の特許のように、二つ折りの折りたたみスマートフォン+サブディスプレイという方式なら、それほど製品化のハードルは高くないことが予測されます。

三つ折り時の端末の厚みをどれだけ抑えられるのかなど、課題はまだまだあるでしょうが、ポケットサイズから大画面を展開できる三つ折りスマートフォンの実現を楽しみにしたいものです。