次期「Microsoft Edge」のベータ版がWindows/Macで利用可能に

米Microsoftは8月20日(現地時間)、次期「Microsoft Edge」のベータ版がWindows/Macで利用可能になったことを発表した。“Canary”、“Dev”に続く3番目のプレビューチャンネルとなる。

次期バージョンの「Microsoft Edge」は、従来のレンダリングエンジン「EdgeHTML」を諦め、「Google Chrome」などのベースとなっている「Chromium」(「Blink」エンジン)を採用。主要なモダンブラウザーとの互換性が向上したほか、Macにも対応したクロスプラットフォームブラウザーとなった。今年6月に初めてプレビュービルドがリリース以降、100万件以上のダウンロードがあり、そこから14万件以上のフィードバックが寄せられているという。

“Beta”チャンネルでは、“Canary”チャンネルや“Dev”チャンネルの品質テストをクリアした機能のみを搭載したビルドが約6週間ごとにメジャーリリースされる。プレビューチャンネルではあるが、日常的な利用も十分可能だ。

今回リリースされたv77.0.235.9では、14の言語をサポート(日本語化にも対応しているが、手動で言語を追加・有効化する必要があるようだ)。新規タブの新しいカスタマイズ画面、Windows 7/8.xにも対応した“ダーク モード”、“Microsoft Edge Insider”のアドオンストアや“Chrome Web ストア”からの拡張機能の導入などに対応する。また、企業向けの機能としてビルドインの“Microsoft Search”、“IE モード”、信頼できないサイトを隔離環境で開く“Windows Defender Application Guard”が利用できる。

そのほかにも、基本・推奨・厳格の3レベルを切り替えられるトラッキング防止機能や、Webページをストックして「Excel」とクリップボードにエクスポートできる“コレクション”機能が導入される予定。前者は“Dev”チャンネルで、後者は“Canary”チャンネルでテスト可能だ。