新型iPhoneは「iPhone」ではない? 発売日やスペックなど新たなリーク情報が続々と

今秋(一部報道では9月)発表されると報じられている、新たなiPhone。仕様については、既に多くの情報が出回っており、かなりのことが分かって来ているが、ここに来て新たなリーク情報が流れている。

その情報源は、iPhoneを受託生産するFoxconn(台湾)の従業員のものだとされるメール。これまでに知られていなかった情報を大量にリークしたようだ。

携帯から「iPhone」の文字が消える or 名前に「Pro」が入る?

「iPhone 11の完全な情報を把握している」と主張する主のメールによると、この端末には、スマートフォンシリーズ史上初めて「iPhone」という文字が含まれず、Appleロゴのみが残るということだ。

また、新しいiPhoneは64GB、256GB、512GBの内部ストレージサイズで、ライトニングUSBポートを引き続き使用。iPhone Xs、Xs Maxと同じ充電速度が、iPhone 11、11 Maxで引き続き実装されるようだ。

また、背面がガラス張りのiPhone 11シリーズでは、ワイヤレス充電が引き続き使用される可能性が高い。

『BGR』は、CoinXというTwitterユーザーのツイートが、今年のAppleの主力iPhoneがその名前に「Pro」という言葉を組み込むことを明らかにしていることを指摘している。なお、CoinXは過去に、Appleのイベントが開催される前に、Appleの新しいiPhoneモデルの正確な名前や重量を的中させた実績がある。

複数のリーク元があるため、Appleの主要デバイスがiPhone 11 Proと呼ばれるのか、iPhone Proになるのかは不明だ。

iPhone XS Maxは、Appleが過去数年間使用してきた「Plus」という名前と根本的には変わらない。しかし、フラッグシップモデルであるiPhone Proは、このデバイスがProレベルの機能を提供し、AppleのiPhoneラインアップの他のモデルと差別化させることに役立つかもしれない。

「iPhone 11R、iPhone 11、iPhone 11 Max」または「iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max」という名前が付けられると噂されている新型機種は3色ではなく、スペースグレー、シルバー、ゴールドに加えて、新たにダークグリーンが追加され、4色になるほか、Huizhou DesaiとXinwangdaから供給されたバッテリー(3969 mAh)が内蔵されているという。

iPhone発売開始は9月20日の可能性?

Appleの動向に詳しいアナリストのミンチ・クオ氏は、iPhone 11シリーズは以前のモデルのような透明ガラスではなく、背面に磨りガラスが使用されると言及したが、AppleがiPhoneという文字を無くすという話はこれが初めてのことだ。

「iPhone」という商品名を外観から外すという判断は、デザインを極限までシンプルにした結果なのだろう。既に広く周知されたブランドとなり、「iPhone」と入っていなくてもデザインから見分けがつく、という判断だろうか。販売の伸び悩みが言われているが、これは、Appleの「iPhone」に対する自信と捉えることもできる。

リーク情報によると、Appleは9月10日または11日に行われる記者会見で新しいiPhone 11ラインナップを発表する予定で、発売開始は9月20日になる可能性があるという。実際の新製品が一体どんなものなのか、Appleの公式リリースが楽しみだ。