サムスン、ソニーの優位崩すか-小米が画像センサーに採用

中国のスマートフォンメーカー、小米(シャオミ)は7日、主力のスマートフォンブランド「紅米」の今後の製品に韓国サムスン電子の6400万画素の画像センサーを搭載すると発表。サムスンはソニーに勝利を収めた形となった。

小米の共同創業者、林斌社長は北京で記者団に対し、サムスン製画像センサーの採用は両社が次世代カメラ技術開発で協力する戦略的提携の一環だと説明した。

これまで「紅米」のデジタルカメラの画像センサーは主に業界トップのソニーの製品だったが、一部にはサムスン製品も使われていた。今回の動きがどの程度の影響をもたらすかは不透明だが、ソニーが近年優位に立ってきたモバイル向け画像センサー市場で競争が拡大する期待が持てる兆候と言える。

またサムスンにとっては、中国でのスマホ販売が非常に低迷する中で、機器ではなく部品を販売することで中国市場を開拓する道が開ける。