Galaxy Note10はDeXも進化、PC / MacとUSB直結でデスクトップに

ついに発表されたGalaxy Note10/10+。今世代でもさまざまな改良がなされた両モデルですが、スマホをデスクトップ的に使う「DeX」も進化しています。

Note10シリーズで新たに加わった「DeX for PC」は、Windows または MacとUSBで直結し、PCを外付けモニタのように使える機能。PC / Mac 上のもうひとつのデスクトップのように共存でき、マウスやタッチパッド、キーボードもそのまま利用可能です。

Galaxy スマートフォンの売りのひとつであるDeXは、外付けの大きなモニタと接続して、Galaxy をマルチタスク・マルチウィンドウ対応のデスクトップ的に使える機能です。
スマホアプリからデータのエクスポートやインポートの手間なく、マウスとキーボードによる操作、そして大画面によるマルチウィンドウで、普段のスマホアプリを使えるのが利点です。

かつては各種の拡張端子とファンを備えた別売りのドックDeX Station が必要でしたが、Note9からはUSB-C端子から直接外部モニタに接続し、単体で使えるようになっていました。

今回発表された Note10からの新機能DeX for PCでは Galaxy スマホと Windows PC / Mac を直結して、ディスプレイ・モニタ・キーボードをそのまま利用できるようになります。PC側からは、リモートデスクトップがひとつ増えたようなもの。

Windows や Mac があるなら、DeXを使わずそのままPCを使えば良いのでは?とも思えますが、ポイントはスマホからPCへのドラッグアンドドロップに対応して、2つのOSをシームレスに扱えること。

スマホにあるデータやファイルをまずPCに移して〜といったワークフローが、PCだけでシンプルに扱えるようになります。

Galaxyシリーズはスマホのなかに個別のセキュリティポリシーで管理可能なセキュア領域を作れる機能KNOX に対応しており、企業の支給スマホとしても、個人のプライバシーと会社アプリのセキュリティを両立できる私用端末としてもよく使われますが、DeX for PCを使えば、KNOX管理のセキュリティは確保したまま、デスクトップライクな効率で仕事ができるようになるのも利点です。

DeX for PC は Windows 7 以降、macOS High Sierra 以降で利用可能。Note10シリーズ以外の端末への対応も期待したいところです。