時計のボタンでIoT機器を操作、シチズンの光発電スマートウオッチ「Eco-Drive Riiiver」

シチズンのスマートウォッチ「Eco-Drive Riiiver」。その実機に一足速く触れてきました。今秋発売予定で希望小売価格は税別4万5000円。現在クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて8月31日までプロジェクト実行中で、割引価格で購入できるモデルです。

この時計の最大の特徴は、同社のIoTプラットフォーム「Riiiver」に対応していること。Eco-Drive Riiiverのボタンを押したことがトリガーとなり、「現在位置情報をメールで送信する」「Hueライトを点灯させる」「今日消費したカロリーを秒針で表示」などの「iiidea」(専用アプリを通して使用できる機能のこと)を実行します。Eco-Drive Riiiverには3つのiiideaを登録できます。

▲専用アプリ内のストアでiiideaをダウンロード。各iiideaの詳細な設定も可能です

▲赤枠で囲ってあるメーターで、どのiiideaをセットしているかがわかります

▲本体の上ボタンを押すとiiideaが実行。下ボタンでiiideaを切り替えます。なお、時刻はアプリ経由で自動修正されるので、竜頭は基本的に使用しません

iiideaの作成は、アプリで「トリガー」「サービス」「アクション」の3項目を選択するだけで可能。自分が作ったiiideaをストアに公開できます。さらにシチズンはデベロッパーツールを公開しており、ユーザーやメーカーが対応するサービスやIoT機器を増やせるので、Eco-Drive Riiiverでできることはどんどん増えていくはずです。

▲iiidea作成画面。ボタン押し以外にも電池残量低下や消費カロリー、歩数などもトリガーに設定できます

▲光発電なので充電のためのケーブル接続や電池交換は不要。アプリで1日にどれだけ充電できたかを確認できます

▲カラバリも4色がラインナップ

さらに加速度、温度、光の3つのセンサーを搭載しており、これらはアクティビティの記録や確認、iiidea実行トリガーへの設定が可能。ケースとバンドはステンレス製で、ケース径は43.2mmです。

これまでのスマートウォッチは活動量計やアプリの通知などが主な機能でしたが、Eco-Drive Riiiverはウェブサービスの実行やIoT機器を動かすためのトリガーに徹しています。Riiiverというプラットフォームが活性化することで活用の幅が広がる、面白いガジェットです。