iPad Pro用の6ポートUSBハブでスッキリ!

ハイパーの「HyperDrive iPad Pro 6-in-1 USB-C Hub」が便利

毎日欠かさず愛用中の11インチiPad Pro。その後サードパーティー製のキーボード内蔵ケースを追加し、さらに使用頻度が高まっています。

キーボードを装着してノートPCっぽくなった11インチiPad Proですが、部分的にパソコンの代替として使えています。メールが来たら即返答。チャチャッと調べ物。翌日訪れる場所をマップで確認。フォトレタッチも。ちょっとした作業が捗る11インチiPad Proです。

そんな11インチiPad Proで多用するのがUSB-Cポート。11インチiPad Proへの充電に使うのはもちろんですが、このUSB-Cポートは外部機器との連携において凄く便利です。iPad ProのUSB-Cポートで何ができるのかはアップル公式ページに詳しく説明されていますが、筆者がどういうコトに使っているのかをちょっと見てみましょう。

いろいろ使えるiPad ProのUSB-Cポート。でも、いろいろ活用しようと思うと、いちいちUSB-C接続できるケーブル類やアダプター類が必要になります。また、カードリーダーなんかも必要。それに、iPad ProのUSB-Cポートは1つだけ。複数機器を同時にはつなげません。

ということで、iPad ProのUSB-Cポートをスッキリと活用すべく、多機能なUSB-Cハブを購入。モノはHYPER(ハイパー)の「HyperDrive iPad Pro 6-in-1 USB-C Hub」(公式ページ)です。

コレ、使ってみたら、かなり便利。全ポートを使うわけではありませんが、携帯すべきケーブルの本数を減らせたり、カードリーダーが不要になったりして、よりスマートにiPad ProのUSB-Cポートを活用できるようになりました。ということで、以降、HyperDrive iPad Pro 6-in-1 USB-C Hubをレビューしてみたいと思います。

どんなUSB-Cハブなの?

まずはHyperDrive iPad Pro 6-in-1 USB-C Hubの概要から。少々前述しましたが、iPad ProのUSB-Cポートを6ポートに拡張できるハブです。このハブに搭載されているポートは6つで、4K HDMI、USB-C、SDカードスロット、microSDカードスロット、USB-A、3.5mmオーディオジャック。サイズは幅93×奥行き30.5×厚さ9mmで、質量は34gです。

ポートが豊富であれこれ便利な雰囲気ですが、いや実際便利ですが、筆者的に予想外に便利だったのがUSBポート。USB-CとUSB-Aの2つがあり、どちらも外部デバイスと通信可能ですし外部デバイスへの給電も可能。iPad Proをモバイルバッテリーとして使った場合、外部デバイスを2個同時に充電できちゃうのがとても実用的です。

それから、特徴的なのは、iPad Proに装着したときのスッキリ感。iPad ProのUSB-Cポートにダイレクトにハブを装着でき、ミョーな隙間ができたりもしません。

それから、このハブ、iPad Pro向けの製品ではありますが、PCに接続してもハブとして機能します。PCへの接続はUSB-C延長ケーブルを使ってもいいですし、付属のUSB-C延長アダプターへ付け替えてもOKです。

こんな仕様のHyperDrive iPad Pro 6-in-1 USB-C Hub。iPad ProのUSB-Cポートを幅広く活用できる汎用性の高いハブで、iPad ProのUSB-Cポート部にピッタリとハマる感じが好印象です。

デジカメ画像を高速で読み込み、充電しながら使えてイイ

11インチiPad Proを使い、筆者がよくやるのがデジカメ画像の読み込みとレタッチです。ロケ先などで写真を撮り、その画像をiPad Proで精査。さらにはレタッチ。そんな使い方ですが、最近ではAdobe製アプリを始めとしてRAW現像対応アプリも増えました。また、iPad Proは処理能力が高いことから、iPad ProでのRAW現像は十分実用レベルだと感じられます。

こういうコトがタブレット端末でデキちゃうんですね~。いい時代。iPad ProをPCのように使うというスタンスがあると思いますが、写真のレタッチなどが最も身近な「iPad ProのPC的利用」かもしれません。

さておき、iPad ProとHyperDrive iPad Pro 6-in-1 USB-C Hubを組み合わせて使うようになってから、RAW現像作業がより快適になりました。iPad Proにハブを装着し、デジカメから抜いたSDカードを挿せば、iOSの写真アプリが立ち上がって画像読み込みスタンバイに。読み込みたい画像を選択して読み込み実行。読み込み速度も快適で、1枚25MB程度のRAW画像なら1秒くらいで読み込めます。その後すぐにRAW現像対応アプリを起動してRAW現像を始められます。

SDカードの画像を読み込む時の手軽さという部分では、アップル純正「USB-C - SDカードリーダ」を使っても同じ。ですが、このハブの場合、ハブのUSB-Cポートを使ってiPad Proを充電しながらSDカードの読み込みなども行えるのがイイですね。

さらに、ハブのUSB-Aポートを使ってデバイスへ給電することもできます。iPad Proを充電しつつ、iPad ProへSDカードの画像を読み込みつつ、USB-Aポートを使ってiPhoneやAndroid端末を充電するということもできます。

なお、iPad ProとiPhoneをUSB接続していると、iPhone上の画像をiPad Proへと読み込むことができます。iOSデバイスはiCloud経由で写真を手軽に共有できますが、モバイル回線使用時にはそれを行わない設定とするユーザーが多いと思います(データ通信容量節約のため)。出先でiPad ProとiPhoneを同時に充電しつつ、iPhoneからiPad Proへの高速画像転送が行えるという点でも、このハブは実用性が高いと感じられます。

といった感じのHyperDrive iPad Pro 6-in-1 USB-C Hub。筆者の場合は充電しつつのSDカード画像読み込みとか、充電しつつのiPhoneとのUSB接続とか、従来は携帯必須だったケーブルが減らせるとか、PCでも使える汎用ハブになるとか、そういったところに価値を感じています。逆に、HDMI端子を使っての映像出力はほとんど行いませんし、イヤホンジャックもほとんど使っていません(ワイヤレスイヤホンをよく使うため)。

そういうスタンスで使っているので、このハブはちょっと汎用性が高すぎるかな、と。ポート数はここまで必要ないから、ちょっと価格が安くならないかな、とか思ったりします。

でもまあ、iPad Proにこのハブをつなぐだけで、これまであった「ちょっと面倒」が多々解消されました。直販税込み価格は9396円はちょっと高いかな~と思いつつも、でもiPad ProのUSB-Cポートの使い勝手がガーンと向上しましたので、かなり満足しております。iPad Proユーザーで良さそうなハブを探しているというなら、一度HyperDrive iPad Pro 6-in-1 USB-C Hubをチェックしてみてください。