Samsungがペン付き・デュアルカメラのAndroid搭載タブレットPC「Galaxy Tab S6」を発表

Samsungは2019年8月1日、Android内蔵のタブレットPC「Galaxy Tab S6」を発表しました。2018年8月に発売された「Galaxy Tab S4」の後継機で、S4と同じくペン型入力端末である「Sペン」が付属。S4よりもさらに性能が強化されたGalaxy Tab S6は、2019年9月に出荷が始まる予定です。

発表されたGalaxy Tab S6はこんな感じ。色はマウンテングレー・クラウドブルー・ローズブラッシュの3種類が用意されています。

Samsung Tab S6は10.5インチ・2560×1600のSuper AOLED(有機EL)ディスプレイを備え、QualcommのハイエンドSoCであるSnapdragon 855と7040mAhのバッテリーを搭載。Samsungは15時間の連続使用が可能だとうたっています。

ディスプレイに指を置くだけで指紋を読み取ることができるディスプレイ内指紋認証機能が搭載されました。それによって、Galaxy Tab S6のベゼルはS4に比べてやや狭くなっています。Samsungによると、画面を2回タップするだけで簡単にGalaxy Tab S6を起動可能で、音声コマンドによる操作も可能だそうです。

Galaxy Tab S6の薄さは5.7mmで、重量は420g。ヘッドフォンを挿す3.5mmオーディオ出力端子はなく、最大512GBを認識できるmicroSDカードスロットとUSB Type-C端子を搭載。USB Type-Cを使って映像を出力すれば、大きな画面でデスクトップPCのように使うこともできる「Samsung DeX」にも対応しています。

リアカメラは広角・13MPと超広角・5MPのデュアルレンズカメラとなっていて、フロントカメラには8MPカメラを搭載。リアカメラは人間の目とほぼ同じ123度という視野角で撮影が可能だとのこと。ムービーは最大3840×2160のUHD 4K・30fpsで撮影可能となっています。

付属しているSペン。

Sペンを使うことで、画面上に直接文字やイラストを描くことができます。

また、Sペンはリモートでカメラのシャッターを切れるレリーズとして使うこともできます。また、「エアアクション」と呼ばれるジェスチャーシステムを使うと、ペンをフリックしてカメラモードを変更したり、写真をスクロールすることが可能。

本体裏のくぼみにSペンを貼り付けると充電することが可能。Samsungによると、Sペンはわずか10分の充電で1日使用可能だとのこと。

本体の裏にSペンを貼り付けるとこんな感じ。

SamsungのDJコーCEOは「今日のインスピレーションは、その瞬間に生まれます。クリエイティブな人やプロフェッショナルには、多忙で外出の多い生活スタイルを補完しながら、飽くなき想像力に対応できる端末が必要です。Galaxy Tab S6はSamsungのタブレットPCに期待される最高品質の生産性と高度な技術を提供しながら、消費者が創造性を発揮できるようにします」と語っています。

価格は6GB RAM+128GBモデルは649ドル(約7万1000円)、8GB RAM+256GBモデルは729ドル(約8万円)です。Galaxy Tab S6の予約注文は2019年8月23日から始まり、9月6日に出荷されるとのこと。また、年内にLTEバージョンも発売する予定だとSamsungは発表しています。