エプソン、プリンタを再デザインしたエコタンク2モデルを投入 手差しA4スキャナーも

エプソン販売は7月25日、エコタンク採用の新モデルを発表、10月24日から販売を開始する。具体的には、染料/顔料の2種類のブラックインクを含む5色インクを搭載したA4インクジェット複合機「EW-M752T」と、4色染料の「EP-M552T」で、価格はオープン、予想実売価格はそれぞれ3万円台後半、2万円台後半の見込み(税別)だ。

いずれも、A4判でのカラー印刷/スキャン/コピー機能を利用可能なインクジェット複合機で、本体前面からインクを交換できる“大容量インクタンク”をそのままに、容量の異なるインクボトルを用意。付属の標準ボトルに加え、数多くのプリントを行うユーザー向けに増量ボトルを提供する。

EW-M752Tは、顔料ブラックインクと染料インク4色(フォトブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)の計5色を装備し、文字のにじみにくい文書印刷と鮮明なフォトプリントを行える。印刷速度はカラー時で約9ipm、L判印刷で約25秒と高速化しており、同社では「文書も写真も高速かつ高画質な次世代のスタンダードモデル」と位置付けている。

一方のEP-M552Tは、4色染料インクを採用し、同ラインアップで唯一となる手差し式シートフィードスキャナーを搭載するのが特徴だ。同社ではプリンタ自体を再デザインし、コピーも写真も手軽に行える「時代に合わせた新エコタンク搭載モデル」としている。印刷速度はカラー/モノクロ時で約6ipm、L判印刷で約33秒だ。

また両モデルともに、新開発のスマートフォンアプリに対応しており、プリンタへの簡単接続の他、電源のオン/オフなどスマホをプリンタのリモコンのように扱える。

なお、既存のエコタンク搭載モデル「EW-M770T/TW」「EW-M670FT/FTW」「EW-M630TB/TW」は併売となる。