AMDから第3世代Ryzenが登場、IntelはCore i7-9900KFなど一部のモデルが急落

「Zen2」アーキテクチャ採用の第3世代Ryzenが登場Core i9-9900KF/Core i7-9700KFは期間限定で大幅特価

AMD「Zen2」アーキテクチャを採用したSocket AM4対応CPU新製品、第3世代Ryzenこと「Ryzen 3000」シリーズが7月7日(日)に発売。12コア/24スレッドの「Ryzen 9 3900X」(ベース3.8GHz/ブースト時4.6GHz)、8コア/16スレッドの「Ryzen 7 3800X」(3.9GHz/4.5GHz)、同「Ryzen 7 3700X」(3.6GHz/4.4GHz)、6コア/12スレッドの「Ryzen 5 3600X」(3.8GHz/4.4GHz)、同「Ryzen 5 3600」(3.6GHz/4.2GHz)と、5機種が出回り始めた。

20日(土)時点の価格は、3800Xが税込50,738円、3700Xが税込42,984円、3600Xが税込32,184円、3600が税込25,898円。3900Xは税込64,584円だが調査時に品切れで、再入荷分の予約を受け付けている店舗もある。

同時に「Zen+」アーキテクチャ採用の新型APUも販売開始。4コア/8スレッドの「Ryzen 5 3400G」(3.7GHz/4.2GHz)と、4コアの「Ryzen 3 3200G」(3.6GHz/4GHz)で、GPUとして3400Gは「Radeon RX Vega 11」を、3200Gは「Radeon Vega 8」を内蔵している。価格はそれぞれ税込20,304円、税込12,744円だ。

一方Intelからは、7月上旬に6コアの「Core i5-9400」(ベース2.9GHz/ターボ時4.1GHz)が出回り始めた。「Intel UHD グラフィックス 630」を内蔵しており、GPU搭載の「Coffee Lake Refresh-S」としては最下位機種となる。20日(土)調査時の最安値は税込22,680円。GPU非搭載の「Core i5-9400F」(2.9GHz/4.1GHz)は税込19,170円なので、差額の3,510円がGPU相当と言えよう。9400にはバルク品(税込22,658円)もあるが、リテールパッケージ品との価格差は小さい。

価格面では、「Coffee Lake Refresh-S」が上位機種を中心に下落。特にGPU非搭載版は一部ショップで大幅特価販売されており、「Core i9-9900KF」が前回比5,152円安の税込52,898円、「Core i7-9700KF」が6,480円安の税込39,938円だ。GPU搭載版も「Core i9-9900K」が1,750円安の税込57,110円、「Core i7-9700K」が1,269円安の税込46,710円に下がっている。

AMDは、「Ryzen 5 2600」が1,156円安の税込15,854円に下落したのをはじめ、第2世代Ryzenが1,000円前後値下がり。このほか、Socket AM4対応としては最下位の「A6-9500」が648円安の税込4,298円に下がったが、在庫ショップ数が2店に減少しており、品薄の状態だ。