iPhoneのバッテリー寿命を延ばす4つの方法

iPhoneなどに使われているリチウムイオンバッテリーは、長期間使えば劣化する消耗品ですが、使い方に気をつければ寿命を延ばして長く使うことができます。iPhoneのバッテリー寿命を延ばす4つの方法をご紹介します。

リチウムイオン電池の特性に合わせた使い方

iPhoneをはじめとする電子機器には、リチウムイオンバッテリーが搭載されています。

リチウムイオンバッテリーは、その特性に合わせた使い方をしないと、バッテリーの状態が悪化し、バッテリー本来の容量まで充電できなくなったり、減りが早くなったりします。

大切なiPhoneのバッテリーの寿命を延ばす方法を、iDropNewsがまとめているのでご紹介します。

バッテリー残量が10%を切り、ほぼゼロになるのを待ってから充電する人がいますが、バッテリーを完全に放電してしまうと、バッテリーの寿命を縮めてしまいます。

iPhoneのバッテリーは、使用していないときに少しずつ充電するようにしましょう。

リチウムイオンバッテリーは、極端な低温や高温に弱いという特性があります。Appleは、iPhoneの動作時の環境温度を摂氏0度〜35度と指定しています。

車の中など、高温になる場所にiPhoneを放置すると、iPhoneが高温になり、警告が表示されます。

上の画像は、編集部員が今年6月にiPhoneを車に1時間ほど放置して表示された警告画面です。

編集部員は、「15分ほど自然冷却しても電波を受信なくて焦った。再起動したら使えるようになった」と語っています。

iPhoneの充電ケーブルを「安いから」というだけで選ぶのは禁物です。MFi(Made For iPhone/iPad/iPod)認証を受けた製品を選びましょう。

低品質のケーブルは、バッテリーの供給が安定せず、iPhoneに悪影響を与える危険性があります。

iPhone8/X以降のユーザーなら、ワイヤレス充電器を使うのも良い選択です。

バッテリー残量の範囲にも注意

バッテリー技術情報の専門サイトBattery Universityによると、リチウムイオンバッテリーの劣化を抑えるには、バッテリー残量を65%〜75%に維持するのが最適だそうです。

とはいえ、この残量を維持してiPhoneを使うのは現実的ではありませんので、バッテリー残量を25%〜80%くらいの範囲内で使うのが良いだろう、とiDropNewsはまとめています。

iOS13では、ユーザーの充電パターンを機械学習してバッテリーがフル充電状態の時間を短くすることで、バッテリーの寿命を延ばす機能が利用可能になります。